P27 もしもの時に備える! 防災一口メモ 問 危機管理課危機対策係 TEL44-3108 いざという時には…事前の備えが大切!  地震や洪水などの大規模災害が発生すると、インフラの復旧や支援物資の到着までは、手持ちの物資で避難生活をしなければなりません。南海トラフ地震では、国からの支援物資が市に到着するまで数日かかることが想定されています。  災害に備え、「非常持ち出し品」を用意し、避難時にすぐに取り出せる場所に保管しておきましょう。  また、非常持ち出し品とは別に、飲料水や食料などの「備蓄品」を、1週間分を目安に、物置などの保管に適した場所へ用意しておきましょう。 準備のポイント  オリジナル備蓄品セットを作ろう 家族構成によって必要な備蓄品は異なります。年齢や持病、アレルギーの有無といった家族の特徴に合わせて、紙おむつや常備薬などを用意しましょう。 停電に備えよう  停電中は、電化製品を使った調理や情報収集、携帯電話の充電などができません。突然の停電に備え、懐中電灯やカセットコンロ・携帯ラジオ・モバイルバッテリーなどを用意しましょう。 非常持ち出し品の例 ヘルメット、防災ずきん、毛布、寝袋、懐中電灯、手袋(軍手)、タオル、ちり紙、マッチ、ローソク、ライター、ラジオ(電池)など 備蓄品の例 食料品・飲料水(飲料水は1人1日3リットル)、携帯・簡易トイレ(1人1日5回分が目安)、常備薬、ウェットティッシュ、着替え(下着含む) など ふくろい歴史事典 問 生涯学習課文化振興係 TEL23-9264 源朝長公御祭礼(袋井市指定文化財)  友永の御沙汰神社と積雲院を舞台に毎年8月15日の夜に行われる民俗芸能「源朝長公御祭礼」の主人公、源朝長が亡くなってから今年で860年を迎えます。朝長は平安時代の武将で、鎌倉幕府を開いた源頼朝の兄にあたります。  平安時代末期に起きた平治の乱へ、父・義朝や兄・義平とともに参戦した朝長ですが、奮戦及ばず平清盛の軍勢に敗れ、美濃の青墓宿(岐阜県大垣市)で戦傷が悪化したため自ら命を絶ちました。遺体は青墓宿で丁重に埋葬されましたが、平氏の追手により墓が暴かれ、首が京へ持ち去られてしまいました。それを朝長の家来だった大谷忠太が奪い返し、自身の故郷である友永の地で埋葬して冥福を祈りました。  以降、毎年欠かすことなく行われている御祭礼は、子どもの参加が必須な行事で、御沙汰神社の鳥居前と積雲院門前の供養塔の前で行われます。浴衣の上に夏羽織を着て念仏を謡う大人の周りを、笹を手にした子どもたちが回る姿は、袋井の夏を代表する風景です。