P17 もしもの時に備える! 防災一口メモ 問 危機管理課危機政策係 TEL44-3360 「満タン&灯油プラス1缶運動」を推進します!  大規模災害が発生すると、ガソリンなどの燃料を入手することが困難になります。東日本大震災や熊本地震では、燃料を買い求める人がガソリンスタンドへ殺到しました。近年は局地災害が多発しており、日頃から物資を用意しておくことがより重要となっています。  災害時の燃料不足に備えて、市では満タン&灯油プラス1缶運動を展開しており、「車の燃料タンクは日頃から満タンにしておく」、「暖房用の灯油は1缶余分に保管しておく」ことを広く呼びかけています。  車に十分な量のガソリンがあれば、移動手段としてだけでなく、シガーソケットを使った携帯電話の充電や、カーラジオ等を利用した情報収集にも利用でき、災害時の安心につながります。燃料メーターが半分程度になったら、早めに給油することを心がけましょう。 ガソリンタンクが満タンにしてあると ・400キロメートル程度の移動が可能になります。 ・アイドリング状態を約40時間確保することができます。 ※燃料タンクが40リットル、燃費が1リットルあたり10キロメートルの自動車の場合。 灯油が1缶(18リットル)余分にあると ・暖かい空間を85時間程度維持することができます。 ※和室7帖間で、ストーブを中程度の火力で使用した場合。 ふくろい歴史事典 問生涯学習課文化振興係 TEL23-9264 秋葉馬車鉄道  秋葉馬車鉄道は、1902年(明治三十五年)十二月に森町・袋井停車場間で開通しました。その後、可睡斎の護国塔建造や参詣人増大に伴って可睡まで支線を延長し、1926年(大正十五年)に電気鉄道となるまで多くの住民に利用されました。  さて、市には秋葉馬車鉄道にまつわる珍しい資料があります。1896年(明治二十九年)に行われた、山梨村の議会史料です。そこには、「水力電気鉄道を袋井から森町まで敷設するために村内の道路を使用したいという申請があった。審議の結果、事業者に道路使用を許可した。」という記録が残されています。  実は、秋葉馬車鉄道が敷設されるよりも前に、「中遠水力電気鉄道」と「秋葉鉄道馬車」という二つの鉄道敷設計画があったのです。両計画に関する史料はほとんど残っていませんが、国の審査が厳しかったためか、どちらも実現できなかったと伝わっています。最終的に、両事業者が合同で「秋葉馬車鉄道株式会社」を立ち上げ、秋葉馬車鉄道を敷設することとなりました。  郷土資料館では、新たに交通を主軸として通史的に袋井の歴史を紹介する展示を行っています。複製した静岡鉄道秋葉線の時刻表など、交通に関する貴重な資料を展示していますので、ぜひお立ち寄りください。