P29 輝くふくろいの人 子育てを楽しめるように親子に寄り添い続ける お茶畑助産院院長/mama+代表 橋美穂さん 「mama+という名前には、『ママにプラス思考になってほしい』『ママにレベルアップしてほしい』という2つの願いを込めています。ママたちが楽しみながら子育てできるよう、毎月いろいろな企画を考えています」  朗らかな笑顔でそう話すのは、橋美穂さん(47歳)。子育て支援団体「mama+」などの5つの活動団体で、代表などを務めています。  もともと看護師として病院のNICU(新生児特定集中治療室)で勤務していた橋さんは、出産の前後だけでなくもっと長期にわたって母子に寄り添いたいとの思いから、助産師になることを決意。働きながら資格を取得し、さらに大学へ編入して地域看護など地域で活躍できるスキルを学びました。  その後、結婚を機に袋井市へ移り、近隣の助産院に数年勤めたのち、平成18年に市内で「お茶畑助産院」を開業。地域で助産師として働くかたわら、命の大切さや子育ての楽しさを伝える様々な活動に取り組んでいます。   子育てを楽しむには息抜きも必要  育児が忙しく、自分の時間を持てない時期が続くと、子育てを楽しむ余裕を持てなくなってしまいがちです。mama+では、そんなお母さんやお父さんたちが気持ちをリフレッシュできる機会を作り、育児を楽しむ余裕をもってもらうために、毎月一回、託児付きの講座を開催しています。  講座の内容は、手芸や料理、子育てに役立つ講義など多種多様。最近では、正しい靴の選び方が学べる靴育講座や、ハロウィン向けのアイシングクッキー作り講座などを開催しました。 「始めたばかりのころは、参加者が10人もいかなかったんですが、口コミなどで少しずつ知名度が上がって、最近は毎回20人くらい参加者がいます。おしゃべりを楽しんだり、子どもが食べやすい離乳食のレシピなどちょっとしたことを相談しあったりと、自由に講座を楽しんでくれていますね」   思いついたら即行動!  思いついたアイデアはどんどん形にしたいという橋さん。mama+の活動も、持ち前の行動力と粘り強さで橋さんが協力者を集め、サークルを立ち上げたことで始まりました。 「今もmama+が続いているのは、忙しい中この活動に協力してくれる方々と、参加してくれる皆さんの存在があってこそ。これからも、もっと多くのママたちに私たちの活動がひとつでも届くよう、色々な企画に挑戦していきます!」 mama+11・12月講座の参加者を募集します。講座の詳細は、11月講座は本紙17ページ、12月講座は20ページをご覧いただくか、mama+のブログをご確認ください。