P02-05 新たな消防防災拠点 袋井消防庁舎・袋井市防災センター始動  南海トラフ巨大地震をはじめ、大雨や突風などの自然災害など、近年の災害は複雑多様化しています。  それらに迅速かつ的確に対応するため、市と袋井市森町広域行政組合は、地域の消防防災拠点施設として袋井消防庁舎・袋井市防災センターを整備しました。  この庁舎は、消防・行政・消防団の連携強化を図り、地域の安心と安全を守る役割を担います。 問 袋井消防本部総務課 TEL44-5111  問 危機管理課危機政策係 TEL44-3360 施設概要 所在地…国本2907番地 敷地面積…8,196.42平方メートル 本庁舎棟 鉄筋コンクリート造4階建(免震構造) 延床面積…5,296.07平方メートル 車庫備蓄倉庫棟 鉄骨造1階建(耐震構造) 延床面積…295.38平方メートル 総合訓練塔 鉄筋コンクリート造4階建(耐震構造) 延床面積…324平方メートル 消防訓練塔 鉄筋コンクリート造4階建(耐震構造) 延床面積…192平方メートル 付帯施設 駐輪場、自家給油設備、耐震性貯水槽、マンホールトイレ、訓練用消火栓など コンセプト 1 安全と信頼を築く機能維持 ・消防防災拠点としてあらゆる災害に対して堅ろうで機能維持可能な庁舎 ・緊急出動導線の明確化最短化を図った機動性の確保 2 地域防災力の向上 ・災害対応力を培う地域防災研修ゾーンの整備 ・消防職員・消防団員・地域住民の活動技術向上のための訓練施設の充実 3 地域をリードする環境調和型施設の実現 ・環境調和、省エネ手法を取り入れた維持管理の容易な施設 ・施設を訪れる誰もが利用しやすい庁舎 免震構造 地震による建物への被害を軽減するため、本庁舎棟は、地震時に最大90センチメートル建物が水平に移動して、地震の揺れを吸収する構造としています。 非常用発電機 連続7日間運転可能な非常用発電機を浸水に備え4階に設置。非常用発電機の地下燃料タンク(約6,000リットル・3日分)と送油ポンプは浸水対応としました。 屋上ヘリポート 庁舎屋上には、総重量10トンまでのヘリコプターが離着陸可能なヘリポートを設置しました。平常時はドクターヘリを、災害時には自衛隊などの応援部隊の受け入れを行います。 袋井市災害対策本部室 常設の袋井市災害対策本部室や本部員会議室、消防災害対策本部室(研修室)を3階に整備しました。 市・消防・消防団の災害対策本部が同じフロアに設置され、相互の連携による迅速な災害対応を行います。 総合訓練塔 地域の消防力と防災力の向上を図るため、消防職員だけでなく、自主防災隊や消防団、企業などが活用できる訓練施設を整備しました。 ◎煙体験室  室内に安全性の高い疑似煙(ドライスモーク)を充満させ、煙避難訓練ができます。 ◎避難はしご  マンションなどに設置されている、避難はしごの取扱訓練と避難訓練ができます。 ◎自主防災隊等訓練室  屋内外消火栓設備や自動火災報知設備の取扱い、狭い場所からの避難訓練ができます。 ◎放水的  雨水を活用した放水訓練ができます。放水された水は、訓練用雨水貯水槽に貯まり再度使用します。 ◎訓練用地下式消火栓  道路などに設置されている、地下式消火栓の取扱い訓練ができます。 3月16日(月)から窓口を移転します  消防本部・袋井消防署・危機管理課が、新庁舎へ移転します。移転に伴い、危機管理課の電話・FAX番号が変わります。 ※消防本部と袋井消防署の問い合わせ先に変更はありません。 危機管理課 TEL86-3701 FAX86-5522 防災機器の移転・システム更新に伴う一時停止について 同報無線放送 停止期間…3月13日(金)午後5時〜3月16日(月)午前7時(予定)  防災情報は、メローねっとおよび、ホームページで情報発信します。メール配信サービスメローねっとの登録をお願いします。 気象観測データ・海岸監視カメラ 気象観測データ…3月4日(水)〜3月27日(金)(予定) 海岸監視カメラ…3月12日(木)〜3月27日(金)(予定) 袋井消防本部エンブレムのデザインが決定しました  次代を担う世代に、消防業務や防災、居住・通学している市町について関心を持ってもらうため、エンブレムのデザインを市内または、森町在住、在学の中・高校生を対象に公募したところ、724点の応募がありました。  採用されたデザインは、消防職員の制服などのワッペンや消防車などに使われます。 デザイン者…渡部アマンダさん (遠江総合高等学校1年) 「袋井市と森町の鳥と花をそれぞれ配置することで、両市町の団結を表現し、消防をイメージできる配色としました」