P30 原田市長の続散歩道 「人生100年時代」  最近、「人生100年時代」という言葉をよく耳にする。  事実、市内にも50人以上の100歳超の方がおいでになり、都合が合えば、自宅や施設を訪問して、100歳のお祝いを申し上げている。  女性の方が圧倒的に多く、テレビはもちろん、新聞も読み、何でも食べ、庭仕事もしている方もいるので驚くし、感心する。  昨年、金融庁が「現在の年金では、一生を終えるのに2千万円不足する」と発表し、大きな反響を呼んだ。これは、夫65歳、妻60歳の夫婦にとって現在の公的年金では、毎月の生活費が5万円足りないので、平均寿命まで計算すると2千万円になるということであった。  定年退職後も無理のない範囲で働くことが求められる社会となっており、これによって収入が得られ、身体を動かすことは健康面でもプラスになるし、社会に貢献しているという意識も持つことができる。  今後、シルバー人材センターの機能を改変して、対象の業務を現在よりも幅広くし、多くの方に加入していただいて「いくつになっても働きたいと思えば働けるまち袋井」になることを望んでいる。  我が国が発展途上にあって、経済規模の拡大に身をゆだねていれば、自分の生きる方向も自然に決まっていった頃と異なり、現代は、社会の成熟化や経済のグローバル化、情報化の進展により、若者はもとより年齢を問わず、努力次第で何でもできる、何にでもなれる、失敗しても再チャレンジできる社会になった。その代わり、自分で考えて生き方や方向を決める力を身につけておくことが必要である。  市では、幼児期から「考える力」の育成に力を注いでおり、幼小中一貫教育の目標を「夢を抱き、たくましく次の一歩を踏み出す15歳の育成」としており、本市で生まれ育つ子どもたちが「考える力」を身につけて、長い人生をたくましく生き抜いていって欲しいと願っている。 街の写真館 「街の写真館」では、地域やサークルの行事、お気に入りの1枚、お子さんの写真などをお待ちしています。住所・氏名(ふりがな)・電話番号・タイトル・コメント(80字程度)・写真を郵送またはEメールでお送りください。 〒437-8666 袋井市役所企画政策課 シティプロモーション室 メール kikaku@city.fukuroi.shizuoka.jp @元気な男の子誕生! 孫を囲み毎日がとても楽しいです。元気にすくすく、大きくな〜れ! 松浦旭秀くん Aはじめてのひな祭り たくさんのおひな様を見て、良い笑顔になりました。 大場美怜ちゃん Bうつぶせが上手になったよ うつぶせになると、いつもと見える世界が違って楽しい〜! 大須賀なつはちゃん ◎市民の動き(令和2年3月1日現在)  人口…88,518人(前月比−30人)  世帯…35,115世帯(前月比−7世帯)