P24 原田市長の続散歩道 地域の共生力を磨く  少子高齢化や核家族化が進み、自分の住んでいるところが住み良いか否かは、住んでいる地域の住民同士の助け合いの度合いによって異なるとよく言われる。風水害や地震などの災害が発生した際には、従前から「共助」という言葉で助け合いの重要性が言われたが、今や、日々の暮らしにおいても必要になってきた。  袋井市では、他市に比べてしっかりした自治会組織があり、ファミリーサポートセンターなどのボランティアグループによる生活支援組織も活躍しているが、「長寿しあわせ計画」や「地域福祉推進計画」の策定にあたり実施したアンケート調査の結果からも、日常生活において様々な助け合いが必要であることがわかる。  例えば、ゴミを集積所まで運ぶことが困難であったり、買い物に行く際に車の運転ができなかったりする高齢者が多く、一人暮らしの高齢者を訪問する見守りサービスを望む人も多かった。その一方で、どのような活動に参加したいかという問いに対しては、地域内の支えあい活動を希望すると答えた人の割合が、趣味や運動を選んだ人に次いで3番目に多く、他人から感謝されることに喜びを感じると答えた人も数多く存在したことは特筆すべき点だ。  このような状況の中、「浅羽・笠原まちづくり協議会生活支援ネットワーク」が7月に発足した。市の南部の5つのまちづくり協議会が一緒になって、「日常生活での困りごとに地域を挙げて取り組み、住民同士が助け合う『支え合い』によって、安心して暮らし続けられる『住みよいまち』づくりを目指す」という理念のもとに活動を開始した。  60人以上の支援員を住民から募って、掃除や窓拭きのようなちょっとした困りごとから買い物代行までを、少額の利用料金で行う。この活動は、これからの地域の住みよさ度合いを高める画期的な「共生」の取り組みだ。スタート時である今まさに大切なことは、一人でも多くの方がこのネットワークを知り、手を挙げて遠慮なくお手伝いを頼み、幸せ感を味わうことであると思う。  市としても様々な方法でこの素晴らしい取り組みを応援していくともに、将来市内全域へ広がっていくことを望んでいる。 街の写真館 「街の写真館」では、地域やサークルの行事、お気に入りの1枚、お子さんの写真などをお待ちしています。 住所・氏名(ふりがな)・電話番号・タイトル・コメント(80字程度)・写真を郵送またはEメールでお送りください。 〒437-8666 袋井市役所企画政策課 シティプロモーション室 メール kikaku@city.fukuroi.shizuoka.jp 今月は、この裏のページにもう3枚写真があるよ! @お散歩大好き! ベビーカーでお散歩中は、大好きなパパがたくさん笑わせてくれるよ! 畑佐 蒼太くん Aステイホーム 家族全員お揃いのTシャツを着てステイホームをしました。はやくいろんなところへ遊びに行けるといいな☆ 金原 凛ちゃん B生後8か月だよ☆ 毎月フッピーと写真を撮っています。 今月は両手で掲げてくれました。来月はどんな写真が撮れるかな? 山本 琉偉くん ◎市民の動き(令和2年7月1日現在)  人口…88,286人(前月比−10人)  世帯…35,182世帯(前月比+6世帯)