P26 原田市長の続散歩道 立ち止まる勇気  新型コロナウイルス感染拡大の第2波によって、全国の陽性者数は増え続けており、袋井市も例外ではない。ワクチンや治療薬が開発されるまで、感染の抑止をしながら、毎日の生活を送ることになる。短い夏休みや秋祭りの中止が、健全な子どもの育成にマイナスの影響を残さないように願っている。  今、リニア中央新幹線の工事が大井川の水と環境に与える影響を巡って、JR東海と流域10市町の意見を代弁する県とが協議している。袋井市も、水の大半は天竜川、太田川に依存しているが、大井川右岸からの農業用水の受益面積が7パーセントあるので、流域市町として参加している。  リニア計画は、過密ダイヤで走る東海道新幹線の負担を減らし、地震等の大規模災害発生後も日本の経済活動の大動脈として機能すること、日本が誇る最新の技術力を世界に示す場として登場した。  この事業については、膨大な経費が掛かることや山間部を通ることによる工事の難しさなどが懸念されていたが、2014年に国土交通省は、2027年を開通予定にして認可し、工事が始まった。  静岡県の最北部の南アルプス、大井川の源流地域をトンネルが通ることについて、流域市町の飲用や農業、工業などの基となる大井川の水の確保、ユネスコエコパークに登録されている南アルプスの環境保全について、県とJR東海との協議が難航し、予定どおりの開通を望む国土交通省は、国に有識者会議を設置し、この場で、問題の解決の方向を生み出そうとして現在に至っている。  国の有識者会議で、現在の最高レベルの技術力で水の確保と環境の保全をするようにJR東海に求めることが第一義であるが、莫大な電力を必要とするリニア計画は東日本大震災前で、日本中の原子力発電所が通常運転されていた当時のものであり、さらに、新型コロナウイルスの感染拡大によってリモートの会議が当然になり、大都市集中の弊害が明らかになっている今、予定の期日の開業にこだわることなく、立ち止まってもう一度リニアの在り方や工事の方法について考えることも必要であると思う。 街の写真館 地域やサークルの行事、お気に入りの1枚、お子さんの写真などをお寄せください。 送り先 〒437-8666 袋井市役所企画政策課 メール kikaku@city.fukuroi.shizuoka.jp 住所・氏名(ふりがな)・電話番号・タイトル・コメント(50字程度)を書き添えてください。 @大好き 村松の田んぼ道 お兄ちゃんは自転車、妹は三輪車。時々ごろんとひと休み。あたたかい地域の皆さんに見守られて成長しています。 亀井美琴ちゃん Aスイカ大好き じぃじが作ったスイカとってもおいしかったね。 辻晴花ちゃん(左)・風花ちゃん(中)・大地くん(右) Bお風呂上がり お昼寝をしなかったので、お風呂で寝ちゃった。バスタオルに包まれて気持ちよさそうだね☆ 怜輝くん ◎市民の動き(令和2年8月1日現在)  人口…88,261人(前月比−25人)  世帯…35,181世帯(前月比−1世帯)