P20 原田市長の続散歩道 古い殻を破る  市では、市民の手間が省けて、行政の簡素化にもなることを目的に「押印」の廃止に取り組んでいる。市民の皆さんからの申請書などには、名前だけ書いていただけば「印」は押さなくても良いということだ。  日本では、昔から本人であるという証明のためや納得したしるしとして、名前の後に「印」を押すことが行われてきた。印鑑を「ミトメ」とも呼ぶし、「太鼓判」という内容を保証する言葉もある。朱肉が消えにくい性質を持っていることも相まって、「印鑑」を慎重に扱うように子どものころから教えられてきた。  しかし最近は、カードやスマートフォンの時代になり、「印鑑」を使わないことが多くなって、若い人の中には「印鑑」を持たずに市役所に来て、窓口で慌てる方もいる。  ところで、市の業務を調べてみると、行政の手続きで、「印」がどうしても必要なものは、約半分で、申請書1,373件のうち、廃止できるものが688件もあった。  必要とされるものの大半は、国の法令などで決められているもので、市が独自で決めているもののほとんどは、廃止することにした。これによって市民も市役所も手間が省ける。  申請手続きの簡素化の次のステップは、ICT化である。  今回のコロナ禍で、感染防止のためできるだけ接触しないことが求められている。それに加えて、昼間お勤めの皆さんが市役所に来るための休暇を取らないで、自宅や職場から必要な手続きができる方法は、電子申請だ。  この時に便利なのが、マイナンバーカードである。これ一枚で各種証明書類がコンビニでも取得できるほか、身分証明に使え、来年度からは、健康保険証としても使えるようになることが予定されている。  世の中の変化によって今まで当然と思っていたことがいつの間にかそうでないことに変わっていることがある。 私たちは、いつでも古い殻を破る気構えを持っていることが大切だ。 街の写真館 地域やサークルの行事、お気に入りの1枚、お子さんの写真などをお寄せください。 送り先 〒437-8666 袋井市役所企画政策課 メール kikaku@city.fukuroi.shizuoka.jp 住所・氏名(ふりがな)・電話番号・タイトル・コメント(50字程度)を書き添えてください。 @初めての離乳食 残さずペロッと食べちゃいました。好き嫌いのない元気な子に育ってね 山元 華羽ちゃん Aおいしい! おばあちゃんの甘いおはぎを食べちゃいました! 牧野 望実ちゃん B懐かしのグループサウンズ メロープラザアマチュアバンドフェスティバルに出演しました。 GSカーニバル ◎市民の動き(令和2年9月1日現在)  人口…88,274人(前月比+13人)  世帯…35,202世帯(前月比+21世帯)