P23 もしもの時に備える!防災一口メモ 問 危機管理課災害対策係 TEL86‐3701 キッチン周りの防災対策  食器などの割れ物や重くて大きい冷蔵庫が置かれているキッチンは、家の中でも特に危険な場所のひとつです。年末の大掃除に併せて、キッチン周りの防災対策を行いましょう。 割れやすい食器や重い物は低い位置に  食器棚や吊戸棚などに収納している物が、地震で揺れて落下してくると、頭を打ったり、割れた破片でけがをしたりして大変危険です。割れやすい食器類や重い物は、棚の低い位置に収納しましょう。重いものを下に収納することで、食器棚の転倒リスクも軽減できます。食器類の落下防止には、棚の各段に滑り止めシートを敷くことも効果的です。 冷蔵庫の設置場所は通路付近を避けて  大きくて重い冷蔵庫が倒れると、下敷きになったり、避難通路を塞いでしまったりする危険性があります。冷蔵庫はキッチンの出入口の近くには置かないようにしましょう。 食器棚などの家具を固定しましょう  市では地震による家具の転倒被害を軽減するため、家具固定事業を行っています。出費を抑えることができ、取り付けも専門の大工が行います。 対象…市内在住の世帯 費用…市が家具固定費用の概ね6分の5を負担(1世帯2〜6台まで。個人負担額は下表のとおり) ※満70歳以上のみの世帯や身体障害者手帳(1〜2級)の交付を受けている者が属する世帯など、条件に当てはまる世帯は、取付費用を市が全額負担します。詳しくは、市ホームページをご覧ください。 申込方法…危機管理課、支所市民サービス課、各コミュニティセンター、市ホームページにある申請書を各窓口へ。電子申請もできます。 固定台数 個人負担額 2台 1,700円 3台 2,600円 4台 3,500円 5台 4,400円 6台 5,300円 ふくろい 懐かしの風景 vol.2 問 生涯学習課文化財係 TEL23-9264 静岡鉄道「秋葉線」(上山梨)   昭和37年9月19日。新袋井駅を出発した車両は、永楽町や可睡口、山科学校前などの各停留所を通過し、山梨に差し掛かります。この日は久しぶりの満員乗車。電車の通る道路は掃き清められ、打ち水までされる特別な日でした。  秋葉線は、新袋井駅から遠州森町駅までの12・1キロメートルを結んでいた路面電車です。通勤・通学での利用者に加え、可睡斎や秋葉山への参拝客などで賑わいました。また、森町の米や茶、椎茸、春野町の木材などの物産を国鉄袋井駅まで輸送していました。  燃料不足に悩まされた太平洋戦争中も、北遠の水力発電からの電力供給により運行されてきましたが、戦後のモータリゼーションの波にのまれ、廃線となりました。  廃線の日、山梨駅では多くの住民が最終電車の見送りに集まり、いつまでも別れを惜しんでいました。