P26 原田市長の続散歩道 袋井市の進む方向  1年以上かけて行われたアメリカ合衆国の大統領選挙が終わり、勝利したバイデンさんは、アメリカを「尊敬される国」にしたいと語り、トランプさんの「偉大な国」とは異なった方向を示した。ちなみに、私は、偉大な袋井市よりも尊敬される袋井市のほうが好きです。  本市の将来についても、この先5年間の進む方向や政策について議論する総合計画審議会が11月5日に終了し、その内容が市の後期総合計画案として示され、今開会中の11月市議会で審議されている。  この計画では、「人生100年時代」やICTの普及による「超スマート社会」、「新型コロナウイルスの感染防止」などの時代の潮流を踏まえて、これからの袋井市は、「誰もが生涯活躍」でき、「利便性に優れ、安全で質が高く」、市民が「誇りを持ち暮らしの楽しさを享受」できる「成熟したまち」を目指すべきであるとしている。  この内容に沿って、すぐ着手できそうな施策を例示してみると、市内企業の皆さんに協力をいただき、シルバー人材センターの規模や業務の拡大を図るとともに、総合健康センターを拠点として、病院・開業医・介護事業者が連携して安心な体制を作ることで、いくつになっても元気で働ける環境ができる。  水害や地震については、計画的にハード整備を進めるとともに、地域で助け合う共助の力をつけること、特に誰にとっても優しい避難所とするため、女性の視点を取り入れた運営などのソフト面の充実が必要だ。  ICTの活用については、小学生・中学生の一人一台タブレットによる授業を来年1月から実施する。また、現在、全国で上位にいるマイナンバーカードの取得率をもっと高めることで、行政の効率化や産業構造の転換が図られる。  ラグビーW杯を成功させた市民力やしっかりした自治会組織は、本市の特長であり、この力を生かして、人口の5%を占める外国人との共生を進めることやごみの減量化によるCO2の削減を図ることが、私たちのまちの誇りになる。  来年の4月から始まるこの計画を一人でも多くの市民の皆さんに知っていただき、実行の主体として加わってもらうことを望んでいる。これから様々な機会にお話ししていきます。 Go To デジタル VOL.2 withコロナで普及が進む「Web会議」 問 ICT政策課ICT推進室 TEL44-3106 メール jouhou@city.fukuroi.shizuoka.jp  Web会議は、対面に代わりパソコンやスマートフォンなどからインターネットに接続し、遠隔地にいる相手と画面越しに映像や音声のやり取りを行うものです。今、仕事や学校などを中心に生活の様々な場面でWeb会議を利用する機会が増えてきています。  ステイホームへの意識が高まった今年のゴールデンウイークには、Web会議の手法を活用した「オンライン帰省」や「オンライン飲み会」なども話題となりました。最近では講演会やコンサートなどにも利用の幅が広がるなど、様々な場面での利用の定着が見込まれています。  市でも、Web会議アプリの「ZOOM」を活用した「オンライン健康相談」や「オンライン子育て相談」を行っています。相談者は、自宅に居たまま画面を通じて職員と顔を合わせて相談ができるため、感染症対策はもとより、様々な理由で外出が難しい場合の相談手段としても有効です。  Web会議で自宅や職場などが背景に映り込むのが嫌な時は、あらかじめ用意しておいた画像を「バーチャル背景」として使うことも可能です。市では、遠州三山や茶畑、浅羽海岸などのバーチャル背景用画像をホームページで提供していますので、ぜひご活用ください。(「袋井市 バーチャル背景」で検索)  Web会議を活用して、今年はいつもとちょっと違う年末年始を過ごしてみてはいかがでしょうか? 袋井市デジタルミニ講座 第4弾にて、ZoomでWeb会議に参加する方法を動画で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。 ◎市民の動き(令和2年11月1日現在)  人口…88,274人(前月比−5人)  世帯…35,244世帯(前月比+8世帯)