P02 平成25年度 施政方針 「夢が広がる楽しいまち・ふくろい」を合言葉に日本一健康文化都市の実現に向け、全力で取り組みます。 問 企画政策課経営改革室 TEL44-3369 〜「未来の袋井のために」「市民の思いを形に」〜  昨年12月の政権交代に伴う国の大型補正予算対策など、国民の景気回復に対する期待が高まっていますが、一方では年金問題をはじめ、消費税やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、さらには外交問題といった、様々な課題があります。  このような時こそ、私たちのまち・袋井は、市民の皆さんと行政とがより強いパートナーシップを発揮し、しっかりと地に足をつけた確かな市政運営を行っていくことが大切だと思います。  未来を担う子どもたちのためにも、市民の誰もが喜びと誇りを実感できる「夢が広がる楽しいまち・ふくろい」を一緒になって作り上げていきましょう。 まちの将来像:人も自然も美しく 活力あふれる 日本一健康文化都市 キャッチフレーズ:次の世代へ 夢が広がる 楽しいまちに 5つの重点取り組み項目 産業育成・振興 1 “新たな産業”の展開と“地域資源”の活用の促進 子ども・教育 2 心身ともにたくましい“未来の宝”を育む教育環境の充実 安全・安心 3 災害から“命”を守る防災対策の推進 4 総合的な“健康支援体制”と切れ目のない“地域医療体制”の充実 5 利便性の高い“都市空間”の創出と身近な“住環境”の整備  活力ある市民生活を持続していくため、市民の皆さんと行政とが一緒になって、地域の多様な課題を解決し、輝く袋井の地域づくりを推進します。  また、「新緑トーク」や「市民の感じる満足・不満足度調査」でいただいた市民の皆さんの様々な市政への思いは、出来ることから必ず形にしていきます。 1 産業育成・振興 “新たな産業”の展開と“地域資源”の活用の促進  6次産業化をはじめ、県の「内陸フロンティアを拓く取組」(22ページに特集記事)など、新たな産業の展開を図るとともに、これまで培われた地域資源を活用した産業・観光の振興に取り組みます。  また、太陽光発電の普及促進や農を活かしたまちづくりの充実、さらには学校給食への地産地消の推進など、資源循環型のまちづくりを進めます。 ◎6次産業化推進事業…強い農業づくりはもとより、「6次産業化」への意識向上や取り組み支援、販路の拡大、ファンドの構築などに取り組みます。 ◎ICTによるまちづくり推進事業…ICTを活用して地元の農産物に付加価値を付ける取り組みや、教育環境の充実・観光振興など、ICTを広く活かしたまちづくりを目指します。 ◎学校給食地産地消推進事業…学校給食に地元農産物をふんだんに取り入れられるよう、協議会を組織して地産地消を推進します。 2 子ども・教育 心身ともにたくましい“未来の宝”を育む教育環境の充実  子どもを産みやすく、育てやすい環境を整備するため、保育待機児童ゼロを目指すとともに、子ども1人ひとりのニーズに応じた教育支援体制を充実します。  また、子どもの個性を生かす「子ども発達支援トータルサポート事業」にも取り組みます。  さらには、幼児期から運動習慣の定着を図り、未来を担う児童生徒のたくましい心身を育みます。 ◎新学校給食センター整備事業…市内の全幼稚園で給食を開始するとともに、食物アレルギーへの対応や地場産品を活用した給食の提供など、給食サービスの充実を図ります。 ◎教育支援事業「レインボープラン」…35人以上学級と少人数指導を支援する袋井式「フーちゃん先生」やいじめ問題に対応する「心の相談員」など、総勢73人の非常勤講師や支援員を配置します。 ◎幼児期からのスポーツ活動推進事業…子どもたちの基礎体力や運動能力の向上と運動習慣の定着を図るため、放課後児童クラブなどにスポーツ推進委員を派遣します。 3 安全・安心 災害から“命”を守る防災対策の推進  「第四次地震被害想定」を踏まえ、防潮堤や命山整備などの津波対策を推進するとともに、各家庭における住宅の耐震化や家具固定などの地震対策を進めます。  また、頻発している局地的豪雨への備えを万全にします。 ◎わが家の専門家診断事業…地震被害軽減のため、県内では初めて診断対象を平成12年5月以前の木造住宅まで拡大します。 ◎津波避難対策事業…防潮堤のかさ上げを県に強く要望するとともに、湊地区の命山を完成させ、中新田・湊西地区の命山整備にも着手します。また、津波避難計画や津波ハザードマップを作成します。 ◎臨時災害FM放送局開設事業…災害発生後の有効な情報伝達手段として、臨時災害FM放送局装置の整備を行います。 ◎家庭内減災対策推進事業…災害時要援護者宅への支援や県内初となる借家の家主への家具等転倒防止対策補助制度を充実します。 4 安全・安心 総合的な“健康支援体制”と切れ目のない“地域医療体制”の充実  乳幼児から高齢者まで生涯にわたる総合的な健康支援体制の充実と、急性期から慢性期・在宅まで切れ目のない地域医療体制の充実を図り、市民がいきいきと暮らせる「健康寿命日本一」のまちを目指します。 ◎中東遠総合医療センター、袋井市立聖隷袋井市民病院の開設…両病院を開設し、市民の健康をしっかりと守ります。 ◎総合健康センター整備事業…現在の市民病院を活用し、総合的に健康と福祉の増進が図られるよう、総合健康センターとして整備を進めます。  また、休日の一次救急を担う「休日夜間急患センター」の平成26年度の開設を目指します。 ◎予防接種事業…ヒブ、小児用肺炎球菌、子宮頸がんの予防接種を定期化するとともに、高齢者肺炎球菌予防接種を新たに開始します。 ◎各種がん検診事業…子宮・乳・大腸がん検診に加え、新たにピロリ菌感染を診断する胃がんリスク検診を始めます。 5 安全・安心 利便性の高い“都市空間”の創出と身近な“住環境”の整備  まちの利便性を高め、快適な都市空間を創出するため、袋井駅や駅周辺地区の整備促進など、将来にわたる都市発展の基盤を整えます。  また、身近な生活道路や水路・公園など、地域の実情に応じた柔軟な事業実施に心掛け、誰もが暮らしやすい住環境の整備を目指します。 ◎自主運行バス事業…市北部・JR袋井駅・市南部と新病院とを直接結ぶアクセス路線(3路線)を新設します。 ◎通学路安全対策事業…早期に通学の安全を確保するため、幼稚園・小学校・中学校への通学路を整備します。  (平成24年度…89か所、平成25年度以降…53か所) ◎河川愛護事業…乗用式大型草刈り機(1台)と自走式斜面草刈り機(3台)を新規導入し、市が堤防のり面など危険箇所の作業支援を行うことで、地域の皆さんの負担軽減を図ります。 施政方針の全文は、市ホームページや市役所2階の情報公開コーナーでご覧いただけます。 http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ctg/03100285/03100285.html