P20 もしもの時に備える! 防災一口メモ 問 危機管理課災害対策係 TEL86-3701 地震が起きた場合の避難先  家屋の倒壊など、地震で自宅に住むことができなくなった場合に、どこに避難するか決めていますか?  親戚宅や知人宅など様々な場所が考えられますが、安全な避難先が見つからない場合は原則、まず地域の公会堂等へ避難してください。  公会堂等での避難者数が受入可能人数を超過していたり、そこでの避難生活が困難だったりする場合は、市が開設する指定避難所へ避難します。  指定避難所は、地震など大規模災害時に市が一斉に開設するものです。 地域の皆さんで、安全・安心な避難生活を確保しましょう  市内に63箇所ある指定避難所には、市職員は1〜2人程度しか配置できないため、避難所の運営は、避難者である地域の皆さんにお願いすることになります。  昨年12月に予定していた地域防災訓練では、男女共同参画の視点に基づく住民主体による避難所運営訓練として、運営に必要な組織・役割分担の検討や女性や子育て世帯に配慮した避難所運営を計画していました。  新型コロナウイルス感染症拡大防止のため訓練は中止となりましたが、それぞれの地域で、課題の抽出や共有化を図るきっかけとなりました。  住民主体の避難所運営は、地域の特性に応じた安全・安心な避難生活、さらには、迅速な復旧・復興活動へとつながります。  災害時にいろいろな人が利用する避難所だからこそ、その運営方法を地域のみんなで話し合っておきましょう。 男女共同参画の視点や女性・子育て世帯に配慮した避難所設営の取組例 ◎避難所の運営役員の3割以上を女性とする ◎女性専用の受付を設ける ◎授乳スペースや母子スペースを確保する(パーテーションや簡易ベッド等を活用) ◎女性用トイレや女性専用着替えスペースに女性衛生班員を配置する ふくろい 懐かしの風景 vol.3 問 生涯学習課 文化財係 TEL23-9264 静岡鉄道「新岡崎駅」 (岡崎)  戦後、バスやトラックによる高速・大量輸送の流れに押されて各地の民間鉄道は次々と廃止に。静岡鉄道駿遠線の「新袋井〜新三俣(※1)」の間も、昭和42年8月27日に廃止となりました。  当時の車掌の話によると、通勤・通学客の多くは国鉄袋井駅(当時)で乗り換えて磐田・浜松方面に向かったとのこと。通学の定期券は通常の半額以下の金額だったため、高校生の利用が特に多かったそうです。  誘客の観光案内が盛んで、春は三熊野神社(※2)の祭典、夏は国安海岸(※3)の海水浴、秋は桜ケ池(※4)のお櫃納め、さらに小笠山のマツタケ狩りがPRされました。  貨物の輸送はお米や藁製品の出荷が多く、また、七軒町駅(※5)付近にあった養鰻池からのウナギの出荷も盛んで、土用の丑の日には貨車が臨時停車し、たくさん積み込んだといいます。  当時は大変のどかな時代で、駅で列車に乗り遅れても、走って追いかければ線路上で飛び乗ることができたそうです。 (※1)旧小笠郡大浜町(現・掛川市)三俣にあった駅 (※2)掛川市西大渕にある神社 (※3)掛川市国安の海岸 (※4)御前崎市佐倉にある池 (※5)掛川市山崎にあった駅