P08-09 STOP!地球温暖化 ごみ処理の有料化を含め、ごみ減量化の取組を強化します  地球温暖化の防止に向け、二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの削減が世界的に求められている中、中遠クリーンセンターではその排出量が増え続けています。 原因は、増え続ける可燃ごみの焼却処分によるものです。市では、ごみ処理に掛かる費用の一部を市指定ごみ袋の価格に上乗せする“ごみ処理の有料化”を含めて、ごみ減量化の取組を強化します。 問 ごみ減量推進課 TEL84‐6057 増加する可燃ごみとCO2排出量 ごみ減量化への取組が急務  市で収集しているごみのうち、資源ごみや埋め立てごみなどを除く可燃ごみは、笠原地区にある可燃ごみ処理施設「中遠クリーンセンター」で焼却処理を行っています。  ごみの焼却処分の際には、温室効果ガスのひとつである二酸化炭素を含めた排ガスが発生しますが、可燃ごみの増加によって、その排出量は年々増え続けています。  中遠クリーンセンターに搬入される可燃ごみの量は、この10年で約18%(約5,000トン)増加しました。この間の人口増加率が約1%であることを考えると、一人ひとりが出すごみの量が、いかに増えたかが分かります。  可燃ごみの処理に伴う温室効果ガスの排出量抑制に加え、中遠クリーンセンターの処理能力やごみ処理費用削減の面からも、市全体でのごみ減量化への取組が急務となっています。 ごみ減量化への今後の取組方針  切迫した課題であるごみの減量化に向けては、様々な対策を講じるとともに、できることから実行していくことが重要です。  市の努力はもちろんのこと、市民や事業者の皆さんなどの協力を得て進めていきます。 @ごみ処理の有料化、分別の啓発…ごみ処理の有料化(詳細後述)に踏み切るとともに、ごみの分別やリサイクルの徹底を図ります。 A雑紙リサイクルの推進…現在、その多くが可燃ごみに出されている雑紙のリサイクル体制を構築します。 B生ごみ処理機等購入補助…家庭から出される生ごみを減らすため、購入補助制度の再開を目指します。 C草木のリサイクル…中遠クリーンセンターに搬入される草木を、民間施設で堆肥化処理します。 D生ごみ・紙おむつのリサイクル…近隣市町や事業者と連携して、リサイクルのための収集方法や採算性などを研究し、実現を目指します。 E事業系一般廃棄物の削減…一般廃棄物を月1トン以上排出する事業者に対して、廃棄物管理責任者の選任と減量計画書に基づくごみの削減に取り組むことを義務付けます。 F資源ごみ・不燃ごみの収集方法の見直し…現在の集団回収方式について、自治会役員や市民の負担を軽減できるよう、収集方法の見直しを検討します G中遠クリーンセンター搬入手数料の改定…ごみ処理原価を考慮した手数料となるよう、改定に向けて袋井市森町広域行政組合と協議を進めます。 可燃ごみ処理の現状と課題、今後の目標 @焼却処理に伴う温室効果ガス発生量の抑制  可燃ごみ処理量の増加に伴い、平成25年度に20,500トンだった中遠クリーンセンターの温室効果ガス発生量は、平成30年度には22,250トンと、5年間で8.5%も増加。  → 同施設で発生する温室効果ガスの26%削減を目指します A処理限界量に迫る中遠クリーンセンター  同施設の年間処理限界量34,000トンに対し、令和元年度の処理量は32,930トン(96.8%)。現状のままでは、あと2〜3年で施設の処理限界量に。  → 同施設での袋井市分可燃ごみ処理量の約30%削減を目指します Bごみ処理費用の削減  市のごみ処理全体に掛かる費用12.2億円(令和元年度現在)のうち、8.4億円が中遠クリーンセンターの分担金。(※分担金は人口割や搬入量割で決定)  → 同施設の袋井市分担金の年間3,000万円削減を目指します ごみ処理の有料化の概要  ごみ処理に掛かる費用の一部を指定ごみ袋の価格に上乗せして、市民の皆さんに負担してもらうものです。  ごみ処理の有料化では、ごみをたくさん出す人(ごみを袋をたくさん使う人)が、より多くのごみ処理費用を支払う“応分の負担”となるほか、ごみを減らそうとする心理が働き、ごみの減量に効果があるとされています。  市では、ごみ袋の容量1リットルあたり1円(30リットル袋の場合は30円)の上乗せを検討していて、令和4年4月からの導入を予定しています。 未来のために、私たちが今できること ごみ減量推進課 幡鎌俊介 課長  可燃ごみを減らすことにより、温室効果ガスの排出量を削減できます。美しい地球と住みよいまちを子や孫の代にまで残していけるよう、私たちにできることから進めていきましょう。ごみ削減にご協力をお願いします。 ■ごみ減量化に向けた取組強化のための地域説明会を開催します  ごみ処理の有料化を含め、分別の徹底や資源ごみのリサイクル推進など、ごみ減量化に向けた取組の必要性やその方法などに関する説明会を、各地区で開催します。 日 時 会場 定員 7月13日(火) 午後7時〜9時 今井コミュニティセンター・ホール 100人 7月15日(木) 午後7時〜9時 三川コミュニティセンター・ホール 75人 7月20日(火) 午後7時〜9時 笠原コミュニティセンター・プラザホール 50人 7月21日(水) 午後7時〜9時 山名コミュニティセンター・ホール 100人 7月27日(火) 午後7時〜9時 高南コミュニティセンター・ホール 50人 7月29日(木) 午後7時〜9時 袋井北コミュニティセンター・ホール 75人 8月03日(火) 午後7時〜9時 袋井南コミュニティセンター・ホール 50人 8月05日(木) 午後7時〜9時 袋井西コミュニティセンター・大ホール 75人 8月10日(火) 午後7時〜9時 袋井東コミュニティセンター・ホール 50人 8月17日(火) 午後7時〜9時 豊沢コミュニティセンター・ホール 55人 8月18日(水) 午後7時〜9時 浅羽東コミュニティセンター・催事室 50人 8月19日(木) 午後7時〜9時 幸浦コミュニティセンター・ホール 50人 8月24日(火) 午後7時〜9時 浅羽西コミュニティセンター・ホール 75人 8月26日(木) 午後7時〜9時 浅羽北コミュニティセンター・ホール 75人 その他 ・新型コロナウイルス感染防止対策として、説明会の参加者数は、会場の収容可能人数の約5割としています。 ・参加者が定員を超える場合は、入場を制限し、別会場での参加をお願いすることがあります。 ・発熱や風邪の症状がある方は、説明会への参加を控えてください。 ・会場ではマスクを着用し、他の参加者と十分な距離をとってください。