P10 「心ゆたかな人づくり」をめざして 袋井市教育大綱を策定しました  基本理念である「心ゆたかな人づくり」の実現に向けて、3つの基本方針により、市の教育行政をさらに推進させていきます。 問 教育企画課幼小中一貫教育推進室 TEL86-3122 基本理念 心ゆたかな人づくり  市では豊かな自然のもと、脈々と受け継がれてきた歴史や伝統、文化を大切にしながら、「心ゆたかな人づくり」を基本理念に、知・徳・体のバランスのとれた教育を推進してきました。  変化が激しく先行きを見通すことが容易でないこれからの新しい時代を迎えるにあたり、市民一人ひとりが自分らしく人生を楽しみ、生き抜くことができるよう、「不易」と「流行」(※)の視点に立ち、あらためて「心ゆたかな人づくり」を基本理念に掲げます。 ※不易…時代を超えて変わらない価値のあるもの  流行…時代の変化とともに変えていく必要があるもの 「心ゆたかな人」とは ・生涯にわたって学び続ける「好奇心」あふれる人 ・郷土への愛着と誇りを持つ「情操」の豊かな人 ・こころざしをもって未来を拓く「意思」の強い人 ●基本方針1 自己有用感と自己肯定感を育む  一人ひとりが生涯にわたり意欲的に学び、多様な人々と学び合うことができるよう、自己有用感と自己肯定感を育成します。 〈解説〉 基本方針1は、「心ゆたかな人づくり」を進める上で大切にすることです。  幸せをどのようなときに感じるのかは人それぞれ異なりますが、幸せに生きることは、多くの市民の願いです。  そのために市として提供できるものが「教育」であり、子ども一人ひとりの可能性を開花させる手助けとなるものが「教育」であると考えています。  幼少期から子どもの個性や意欲を尊重し、子どもの思考を促すことで自己有用感と自己肯定感を育成します。 ●基本方針2 自ら行動する力と他者と協働する力を身に付ける  自分で考え、自信と責任を持ち、主体的に行動するための「自立力」と、集団にあって他者の存在を認め、話し合い、学び合い、協働するための「社会力」を身に付けることを目指します。 〈解説〉基本方針2は、「心ゆたかな人」になるために身に付けたい力です。  変化が激しく先行きを見通すことが容易でないこれからの時代、人生100年時代とも呼ばれる長い人生を楽しみ、幸せを感じながら生きていくためには、確かな学力と併せ、粘り強さやチャレンジ精神など(非認知能力)を備える必要があります。 ●基本方針3 学びたい時に、誰もが学ぶことができる環境を整える  学びたいと思う誰もが、あらゆる機会に、あらゆる場所において、生涯にわたって学ぶことができるよう、良好な学びの環境を整えます。  〈解説〉基本方針3は「心ゆたかな人」を育てるための環境・風土です。  基本方針2で掲げた「自立力」と「社会力」を身に付けるためには、学校をはじめ家庭や地域が、主体的に学び、様々な経験をすることができる学びの場となることが必要です。  幼小中一貫教育で中学校卒業までに確かな学力を身に付けさせることはもとより、学校でなければできない教育、様々なことを考える経験を積ませることを重視します。また、家庭や地域などが社会全体で相互に関わり合い、ともに教え育て合う意識を絶やすことなく醸成します。 袋井市教育大綱について、詳しくは市ホームページをご覧ください。