P02-03 図書館を使おう 新しい本や雑誌・CD等を毎年約15,000点入荷!  コロナ禍で外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えていることと思います。そうでなくても読書の秋。この機会に好きな作家の本や話題の小説などを読んでみたり、長年疑問に思っていたことなどを調べてみたりしませんか?  こんなとき、上手に活用してほしいのが「図書館」です。市立図書館は、読書を楽しみたいあなたや疑問を解決したいあなたをサポートします。 問 袋井図書館 TEL42‐5325 知ってた? 市立図書館のこと 3館のどこででも借りて返せる  市内には、「袋井図書館」「浅羽図書館」「月見の里学遊館図書館分室」の3つの図書館があります。「袋井」の本を「浅羽」で借り、「月見」へ返すことなども可能です。 本の検索や予約もネットで簡単  図書館に行かなくても、図書館ホームページから本の検索や予約が行えます。メールアドレスを登録しておけば、予約した本が借りられる状態になったとき、メールで連絡を受けることもできます。 袋井市立図書館ホームページ https://lib.city.fukuroi.shizuoka.jp/ 本の予約には、図書館ホームページへのログインが必要です。ログイン時に求められる「利用者カードの番号」は、図書館で作った利用者カードに記載の9桁の番号。「パスワード」の初期値は、生年月日(西暦)の8桁です。 テーマ登録で新着情報が届く  気になるテーマを登録しておくと、新着資料がある場合に案内メールが届きます。登録テーマは、著者名や書名、任意の単語など、細かく設定できます。 登録方法 ホームページにログイン→画面右上の「利用者メニュー」→新着案内配信サービス→画面下の「新規登録」から。 ない本は「リクエスト」できる  図書館にない本は、受付にある「リクエストカード」に内容を記入してご提出ください。購入や他自治体図書館からの取り寄せなどによりご用意できます。 便利なオンライン・データベース  袋井図書館・浅羽図書館では、館内ITコーナーにある3つのデータベースで様々な情報を調べることができます。 @静岡新聞データベースplus日経テレコン…静岡新聞と日本経済新聞朝刊・夕刊の記事を同時に検索できます。 A第一法規法情報総合データベース(D-1 Low)…現行法や約22万件の判例などの法律文献情報を検索できます。 Bルーラル電子図書館…農山漁村文化協会発行の雑誌「現代農業」や書籍、ビデオなどを多数収録。農業関連の情報を検索・閲覧できます。 レファレンスで調べものをサポート  レファレンスとは、図書館司書が皆さんからの質問や相談を受けて、必要な本や資料を探すお手伝いをするものです。  幅広い資料のそろった図書館で、自分が欲しい情報にたどり着くのは難しいもの。このサービスを使えば、自分では気付かないところから、ぴったりの答えが見付かるかもしれません。ぜひ、お気軽に図書館司書にお申し出ください。 各館案内 袋井図書館(高尾町19-1) TEL42-5325 浅羽図書館(浅名976-1) TEL23-6801  開館時間 午前9時30分〜午後5時30分(袋井図書館は水・木曜日、浅羽図書館は金曜日のみ午後7まで開館)  休館日 月曜日ほか(※) 月見の里学遊館図書館分室(上山梨4-3-7)TEL49-3402  開館時間 午前9時〜午後5時30分(水曜日は午後7時まで開館)  休館日 木曜日ほか(※) ※その他の休館日…特別整理期間、年末年始、3月31日、ほか館長が定める日 詳しくは、図書館ホームページをご覧ください。 雑誌も豊富に取りそろえています  図書館では各種雑誌も取りそろえています。その数、3館併せて226誌。人気の雑誌をピックアップして紹介します。 「Tarzan(ターザン)」(マガジンハウス刊) 運動や食事で体づくりをサポート。体力向上や健康維持に役立ちます。 「多聴多読マガジン」(コスモピア刊) 洋書や著名人のスピーチなどの英語学習素材が多数掲載されています。 「ナショナル ジオグラフィック日本版」(日経ナショナルジオグラフィック社刊) 世界の自然、文化、社会問題が分かります。 「婦人画報」(ハースト婦人画報社刊) 美しい写真で旅行、グルメ、ファッションなど幅広いテーマが楽しめます。 〜実際にあったレファレンスの事例から〜 「クジャクの本はあるかしら?」  図書館の司書が返却された本を棚へ戻しに行く途中、利用者に呼び止められました。 利用者(以下「利」) 「クジャクについてわかる本を探しているの。どの辺りにあるかしら?」 司書(以下「司」) 「クジャクの本ですね。種類や生態についてお調べですか?」 利 「いいえ、写真が見られればいいの」 クジャクが大きく載っている動物園の写真集や『世界大博物図鑑4 鳥類』(平凡社刊)などの図鑑を紹介しましたが、反応はいまいちの様子。 利 「実は、クジャクの絵を描いているのだけれど、目と脚の描き方がよくわからなくて」 確かに動物園の写真集や図鑑などは羽根が中心に写っていて、目や足元は写っていません。 司 「それは素敵ですね!どんな画材で描かれているんですか?」 利 「水墨画で描いているの」 司 「写真ではないですが、水墨画の鳥や花の図案集や年賀状の描き方の本もありますよ」 利 「そんな本もあるの?参考になりそう。それも見てみたいわ」 それらは後でご案内することにして、一旦、図書検索機に向かいます。蔵書検索で「クジャク」をキーワードに資料検索を行うと、『コツがまるわかり!生き物の飼いかた4』(ポプラ社刊)という本がヒットしました。 司 「子ども向けですが、クジャクの飼育方法が詳しく書かれています。この本なら目や脚が大きく映った写真もありますね」 利 「これはいいわね!」 よかった。一安心です。その後、クジャクの描き方が紹介されている『鳥を描く 水墨画年賀状』(誠文堂新光社刊)を紹介すると、女性は2冊とも借りていきました。