P06-07 令和2年度 決算報告  市では毎年、予算・決算などの財政状況を公表し、市民の皆さんから納めていただいた税金がどのように使われているのかをお知らせしています。今回は、令和2年度決算の概要などをお知らせします。 ※金額と割合は、それぞれ1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して表示しているため各項目の和は合計額と一致しません。 問 財政課財政係 TEL44-3159 1 一般会計…一般会計は、保健・福祉・ごみ処理・道路や防災施設の整備など、市民の皆さんの暮らし全般に関わる事業に使われる会計です。  令和2年度の一般会計では、予算額482億1,671万円に対し、歳入決算額が470億4,139万円、歳出決算額が455億6,804万円となりました。(歳入:前年比104億8,332万円の増、歳出:前年比103億9,809万円の増) 新型コロナウイルス感染症対策の各種事業実施により、歳入・歳出とも前年比100億円を超える大幅増となりました。 歳入 470億4,139万円 自主財源 41.8% 依存財源 58.2% 市税(32.4%)152億1,454万円 その他(9.4%)43億8,941万円 ※繰越金、諸収入など 国庫支出金(32.7%)153億7,462万円 市債(8.7%)41億140万円 県支出金(5.5%)26億984万円 地方交付税(5.4%)25億5,717万円 その他(5.9%)27億9,441万円 ※地方消費税交付金、地方譲与税など 歳出 455億6,804万円 総務費(28.7%)130億8,792万円 民生費(23.2%)105億9,404万円 教育費(13.3%)60億6,301万円 衛生費(11.0%)50億57万円 土木費(9.1%)41億4,924万円 公債費(6.6%)29億8,962万円 その他(8.1%)36億8,364万円 ※消防費、農林水産業費、商工費など 歳入  市税のうち、個人市民税・固定資産税は増収となりましたが、法人市民税は新型コロナウイルス感染症の影響などにより、前年度比39.2%の減収となりました。市税全体で前年度比1.8%減となっています。歳入総額は、前年度比28.7%の増となっています。 歳出  新型コロナウイルス感染症対策事業として、特別定額給付金(総務費)などの生活支援対策事業やふくろい応援商品券発行事業(商工費)などの経済対策事業に取り組んだことで、歳出総額では、前年度比29.6%の増となっています。 令和2年度の主な事業 小・中学校校内通信ネットワーク整備事業 浅羽中学校 施設整備事業 袋井駅南地区まちづくり事業(歩いて楽しい健康まちづくり地区) 袋井教育会館開館 袋井西コミュニティセンター「彩雲館」開館 そのほかにも… ・袋井ふるさと農産物応援便事業 ・スポーツドリーム推進事業(アイルランドオリンピックチーム事前キャンプ受け入れ)など 市民1人当たりの金額  一般会計の歳出額455億6,804万円を令和3年3月31日現在の人口88,257人で割ると、市民1人当たり約516,311円が使われた計算になります。 2 特別会計…特別会計は、国民健康保険や介護保険、駐車場など特定の事業のために、一般会計と区別して使われる会計です。 会計名 予算額 歳入決算額 執行率 歳出決算額 執行率 国民健康保険 80億2,800万円 78億1,817万円 97.4% 76億9,283万円 95.8% 後期高齢者医療 8億3,200万円 8億2,776万円 99.5% 8億2,164万円 98.8% 介護保険 57億3,100万円 56億3,256万円 98.3% 55億3,851万円 96.6% 駐車場 5,030万円 4,789万円 95.2% 4,649万円 92.4% 墓地 7,498万円 8,187万円 109.2% 6,998万円 93.3% 合計 147億1,628万円 144億826万円 97.9% 141億6,945万円 96.3% 3 公営企業会計…公営企業会計は、市が公共の利益を目的として企業を経営する独立採算の会計です。 一般会計や特別会計と異なり、歳入や歳出の性質によって、事業収益とそれに掛かる費用の「収益的収支」、将来に備えて行う建設事業などの「資本的収支」に分類して予算を編成・執行しています。 水道事業 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率 収益的収支 事業収益 17億8,500万円 18億1,127万円 101.5% 事業費用 16億1,000万円 15億7,262万円 97.7% 資本的収支 資本的収入 4億500万円 3億8,618万円 95.4% 資本的支出 8億6,600万円 7億8,003万円 90.1% 利用状況 ▽給水人口…8万8,037人 ▽総配水量…1,141万3,905立方メートル 下水道事業 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率   収益的収支 事業収益 16億5,400万円 16億6,830万円 100.9% 事業費用 16億4,100万円 16億981万円 98.1% 資本的収支 資本的収入 21億4,700万円 18億917万円 84.3% 資本的支出 25億4,400万円 21億9,375万円 86.2% 利用状況 ▽下水接続人口…3万6,007人 ▽汚水処理水量…396万3,825立方メートル(公共下水道事業) 2万3,189立方メートル(農業集落排水事業) 病院事業(聖隷袋井市民病院) 収支区分 内訳 予算額 決算額 執行率   収益的収支 事業収益 18億1,600万円 17億3,617万円 95.6% 事業費用 18億1,600万円 17億1,828万円 94.6% 資本的収支 資本的収入 8,000万円 7,980万円 99.8% 資本的支出 1億8,000万円 1億7,997万円 100% 利用状況 ▽入院…4万5,971人(1日平均…125.9人) ▽外来…1万3,527人(1日平均…55.7人) ※収入が支出に対して不足する額は過年度分損益勘定留保資金などで補てんしました。 ◎都市計画事業と都市計画税 ◇都市計画税は、街路・下水道・土地区画整理などの事業に充てるために課税される目的税です。また、これらの事業のために借り入れた地方債の償還にも充てられます。 ▽令和2年度 都市計画事業費の合計…21億835万円 令和2年度の都市計画事業費と財源内訳 事業費の使用内訳 金額 街路事業 3億8,592万円 下水道事業 6億9,637万円 土地区画整理事業 5億7,889万円 地方債償還 4億4,717万円 合計 21億835万円 事業費の財源内訳 金額 都市計画税 13億371万円 地方債 4億2,390万円 国庫(県)支出金 3億8,047万円 一般財源 28万円 合計 21億835万円 ◎年度末の市有財産 ◇市が保有している財産の内訳です。 区分 内訳(一般会計) (参考)R1 土地 317万8,107平方メートル 312万4,738平方メートル 建物 24万9,957平方メートル 25万73平方メートル 基金積立金 60億7,191万円 63億1,719万円 (市民1人当たり) (6万8,798円) (7万1,529円) 有価証券と出資金 1億844万円 1億769万円 ◎市が借りているお金 ◇市が大きな建設事業などを進めるために、国や銀行などから借りているお金です。長いものでは30年をかけて市税や料金などで返済していきます。 区分 内訳 (参考)R1 一般会計 304億4,997万円 292億2,570万円 (市民1人当たり) (34万5,015円) (33万922円) 特別会計(合計) 1億1,741万円 125億8,905万円 企業会計(合計)※ 162億1,433万円 40億1,111万円 合計 467億8,171万円 458億2,586万円 ※令和2年度から企業会計に下水道事業を含めています。