P23 もっと身近に 男女共同参画 問 協働まちづくり課コミュニティ推進室 TEL44-3107 「名もなき家事(名前のない家事)」は、誰がやってる? ご存じですか?地味に大変な「名もなき家事」  家事というと、食事の支度・洗濯・掃除などを思い浮かべる方が多いと思いますが、「食事の支度」という家事は、ご飯を炊いておかずを作るだけではありません。献立を考え、食材の購入・保管や在庫管理など、家事として認知されていない「名もなき家事」が存在しています。 名もなき家事の具体例 ▼裏返しの衣服・靴下をひっくり返す ▼脱ぎっぱなしの靴・服などの片付け ▼シャンプー・洗剤などの補充・詰替え ▼家族の病院の予約・受診、予防接種の スケジュール調整 ▼子どもの持ち物の確認、習い事の送迎 名もなき家事の負担は、妻が約9割!?  国立社会保障・人口問題研究所の全国家庭動向調査(平成30年7月実施)によると、5種類の名もなき家事(@食材や日用品の在庫の把握、A食事の献立を考える、Bごみを分類してまとめる、C家族の予定を調整する、D購入する電化製品の選定)の夫婦の負担について、夫の割合が高いのは、Dのみ。ふたりで一緒にしている場合も含めると、約9割を妻が負担しているという結果でした。 家事シェアリングのススメ  近年では共働きの家庭が増えていますが、まだまだ女性の家事負担が多いのは前述のとおりです。「家事分担しているよ。ごみ出しとか手伝っている」という夫も多いと思いますが、妻からすると「私も働いているのにこれしかやってくれない」という気持ちのすれ違いが生じている場合があります。  そこで大切なのが分担するという考え方ではなく、家族みんなの仕事である家事を共有する『家事シェアリング』という考え方です。家事をシェアするには「家事を見える化」することが重要ですが、静岡県から家事シェアリングについての冊子が発行されていますので、ご覧になり、家族で家事について考えてみるのはいかがでしょうか?  家事の価値は低く見られがちですが、毎日仕事に集中し、安心して生活できるのは名もなき家事の積み重ねにより、住環境が整えられているからなのです。 家事シェアリングについての冊子は、静岡県ホームページからご覧ください。 ふくろい 懐かしの風景 vol.9 問 生涯学習課 文化財係 TEL23-9264 「亀の松」(西同笠)  国道150号線・西同笠交差点の南900メートルにある大松は、ウミガメが立ち上がった姿に似ていることから「亀の松」と呼ばれていました。樹高10メートル、枝張り20メートル、幹の太さ2・9メートルで、樹齢は250年と推定されていました。  かつて、この大松は豊漁を願う神木として主に漁業者から大切にされていましたが、マツクイムシの被害を受けて、袋井市と浅羽町が合併した直後の平成18年に伐採されてしまいました。この地には現在、二代目「亀の松」が新たに植えられています。  昭和60年頃、亀の松をPRする活動の一環として、600年前に起きた津波により家族を失った青年の悲しい物語が創られました。  現在、亀の松は地域のシンボルとして、西同笠自治会の皆さんによって大切に管理されています。