P24 もっと身近に 男女共同参画 問 協働まちづくり課外国人活躍・共生社会推進室 TEL44‐3138 女子は理系が苦手? 〜進路の選択肢を狭めていませんか?〜 あなたは文系?それとも理系?  2017年度に内閣府が行った『女子生徒等理工系進路選択支援に向けた生徒等の意識に関する調査研究』によると、「理系である」と答えたのは男子47・3%、女子27・1%と男女で差がありました。女子は理系科目が苦手なのでしょうか?  OECD(経済協力開発機構)が2018年、15歳の男女を対象に実施した『学習到達度調査』では、日本の成績は男女ともに科学分野と数学分野において上位で、決して「女子は理系科目が苦手」という結果ではありませんでした。 理工系専攻の女子が少ないのはなぜ?  しかし、文部科学省の『令和2年度学校基本統計』によると、大学の学部別に見た女子の割合については、「社会科学」・「理学」・「工学」・「医学・歯学」の分野が低いことがわかります。  この割合の低さは、理工系への関心や周囲の女子の進学動向、親の進学意向、将来の仕事としてのイメージを膨らませることができるような身近な手本(ロールモデル)がいないことなどが影響していると考えられています。  このような中、市内にある静岡理工科大学では、市民に理工系を身近に感じてもらうため、公開講座や小学生を対象とした理科教室『お理工塾』を開催しています。また、国では、女子にも理工系への関心を高めてもらおうと、「理工チャレンジ(リコチャレ)」として様々な取組を行っています。 性別にとらわれない自由な進路選択を  進路選択は、将来の職業選択にも大きく関わります。テレビドラマや漫画、家族や親戚の話などから、無意識のうちに、「消防士は男性」「保育士は女性」など職業ごとに性別のイメージがついてしまっている方もいるかもしれませんが、「女子だから・男子だから」という固定観念にとらわれず、自分が本当に興味のある進路を選択することが大切です。 ふくろい 懐かしの風景 vol.10 問 生涯学習課 文化財係 TEL23-9264 「袋井駅前広場」(駅前)  昭和50年頃、袋井駅のホームを降りて暗い改札口を抜けると(当時は北口のみ)、そこには明るくにぎやかな駅前広場が広がっていました。  小さな広場には、静岡鉄道の森町・山梨方面行き、大東・横須賀方面行き、国道経由の掛川方面行き等のたくさんのバス路線が乗り入れていました。当時、袋井駅は中遠地方の交通中心地で、どのバス停にもたくさんの乗客が列をつくっていました。  改札口の正面にはタクシー乗り場があり、遠州三山の観光客や市内の事業所に向かう背広姿のサラリーマンが主な利用客でした。タクシー料金は、可睡斎まで610円、法多山まで730円、油山寺910円でした。  遠方から来た方に「袋井といえば?」と聞くと、必ず出てくるのが赤レンガで造られた駅前の駿河銀行(現・スルガ銀行)袋井支店です。地方都市では珍しい歴史ある建物で、赤レンガは東京駅を建築した時の残りであったといわれています。