P04-05 浅羽中学校新校舎完成 建物の老朽化を受け令和2年9月から改築・改修工事を行っていた浅羽中学校の新校舎が3月に完成し、4月から供用を開始しました。 より快適に勉強や運動ができ、地域に開かれた学校として生まれ変わった新校舎を紹介します。 問 教育企画課施設整備係 TEL86‐3121 「多様な森と共生する思い出の学び舎」として  新校舎は、中庭のデッキスペース(通称「学びの森」「創作の森」)や東西に抜けるシンボルロード(通称「交流の森」)、教室間をつなぐワークスペース(多目的空間)など、共有スペースを森のように配置。子どもたちそれぞれの居場所づくりや多様な活動を可能とし、豊かな感性と郷土愛を育み、思い出を受け継いでいく、魅力ある学び舎として整備しました。  この新しい学び舎で、これからの未来を担う子どもたちの健やかな成長を支えていきます。 新校舎の様子が動画で観られます  新校舎のプロモーション動画を作成しました。  紙面では紹介しきれない新校舎の魅力をぜひご覧ください。  新校舎の特色 快適な教育環境をもたらす光庭  廊下の両側に教室を配置する中廊下型を採用。建物内部の動線を短縮し、建物全体をコンパクトにしています。中廊下には光庭(吹抜け)を配置。自然の採光と通風を確保して快適な室内環境を実現しました。 柔軟な学習空間  中廊下のワークスペースと教室を連続的に配置し、教室間で連携した一体的なカリキュラムや学年集会など、様々な学習活動へ柔軟に対応できるようにしました。 地域との連携を深める地域開放スペース  地域住民と学校をつなぐ場として「地域交流室」を設置。学校と地域の皆さんが一緒に学校の運営に取り組む「コミュニティスクール」等の運用に活用します。  また、図書館・武道場等も、身近で利用できる公共施設として地域へも開放し、学習支援活動の拠点となるように整備しました。 校舎施設概要 南校舎 構造…鉄骨造3階建 延床面積…5,594.52平方メートル 校舎内訳…普通教室18室、特別支援教室4室、図書館、武道場、管理諸室(校長室・職員室・事務室・保健室・生徒会室・地域交流室等) 北校舎 構造…鉄筋コンクリート造2階建 延床面積…1,845.87平方メートル 校舎内訳…特別教室(理科室2室・音楽室・美術室・音楽兼美術室・技術室・家庭科室等) 縮小、延期、中止…そして感謝 浅羽学園浅羽中学校 第57期生徒会役員 河合琢摩さん  入学当初からコロナ禍で様々な学校行事が縮小、延期、中止となり、学校での人と人との触れ合いがどんどん失われました。もどかしい日々が続く中、校舎が出来上がっていく様子を見ることは毎日の楽しみの一つでした。  思い出の詰まった旧校舎が解体されたときは少し寂しさを感じましたが、旧校舎があった場所に新校舎が出来上がっていく様子を見て、新しい浅羽中学校がスタートするという期待が膨らんでいったことを覚えています。  校舎内の壁や柱にはふんだんに木が使われていて、木の温かみを感じるとともに、洗練されたデザインから近未来的な印象も感じることができます。このような素晴らしい校舎を建築してくれた方々にとても感謝しています。  僕は、この校舎の特徴でもある広い空間を活用して、コロナ禍で減少した人と人との交流を充実させ、その交流を通して人としての基礎を身に付け、社会へと踏み出していきたいです。