P02-03 2030年度までに可燃ごみの30%削減を目指す可燃ごみ削減プロジェクト ふくろい 5330(ごみさんまる)運動 現在までの取組状況&今後に向けて みんなで実践! 雑がみ回収 5330運動へのご協力ありがとうございます  中遠クリーンセンターに搬入される可燃ごみが増え続ける中、市では市内の家庭から出る可燃ごみの量を令和12年度(2030年度)までに、平成28年度から令和2年度の平均値より30%減らす「5330(ごみさんまる)運動」を今年4月からスタートさせました。  目標の達成に向け、まずは令和4年度から6年度までの3年間で可燃ごみを15%削減することを中間目標に、市民や事業者の皆さんとごみの分別やリサイクルの徹底に取り組んでいます。 問 ごみ減量推進課ごみ減量推進係 TEL84‐6057 現在までの取組状況  5330運動の開始から半年余り。市民の皆さんの取組により、今年4月から10月までに家庭から出た可燃ごみの量は、7・3%の減(▲750・1トン)となりました(上図グラフ参照)。  搬入経路別にみると、削減の多くが「中遠クリーンセンターへの直接搬入」で、「収集ごみ」の削減の余地がまだ多く残されています。  市民一丸となって、家庭から出る可燃ごみの削減に取り組みましょう。 ■削減内訳(10月時点・搬入経路別) 中遠クリーンセンターへの直接搬入 28.9%の減(▲615.0トン) 収集ごみ(市指定のごみ袋による収集) 1.7%の減(▲135.1トン) 雑がみの回収  雑がみとは、「新聞・雑誌・段ボール・紙パック」以外の“リサイクルできる雑多な紙”のこと。市では、今年4月から、月2回の「資源ごみ・埋立ごみ」の日に、「雑がみ」の回収を始めました。  今年度の回収目標に対する10月までの回収率は、通年換算で83・2%と、さらなる推進が必要です。 ■雑がみの回収状況 4〜10月までの回収量 43,170kg (6167.1kg/月) 今年度の回収目標 89,000kg (7,417kg/月) 目標に対する回収率 48.5%(通年換算83.2%) プラスチック製容器包装の回収  プラスチック製容器包装の回収量は増加していますが、洗剤のボトルなど、“その他プラスチック”(焼却ごみ)に誤って分別されている例が多く見受けられます。  迷わず分別できるよう、今後、分別方法を分かりやすく表示した看板の配付などを行っていきます。 ■プラスチック製容器包装の回収状況 4〜10月までの回収量 305,147kg 前年同期間比 113.0% ◎プラスチック製容器包装を再確認 「プラマーク」(下図)が目印ですが、マークがなくても、商品からの分離後に不要となるプラ製の容器や包装等が回収対象です。 ●トレイ類(食品トレイなど) ●ボトル類(シャンプー、洗剤、調味料などのボトル等) ●チューブ類(マヨネーズの容器や歯磨き粉のチューブなど) ●フタ・キャップ類(各種ボトルやチューブ・カップ・パック類などのフタやキャップ) ●袋類(ビニール袋等) ●カップ・パック類 ●包装・ラップ類 ●発泡スチロール、気泡緩衝材(プチプチ)など もっと雑がみ回収を利用しよう  家庭から出る紙類の大多数はリサイクル可能な雑がみです。ごみ袋に入れる前に、雑がみの対象を今一度確認し、可燃ごみの削減に努めましょう。 ◎市の雑がみ回収で出せるもの  使用済みのティッシュやキッチンペーパーなどの「汚れのついた紙」以外の全ての紙(新聞・雑誌・段ボール・紙パックは除く) 例…菓子やティッシュなどの空箱、コピー用紙、メモ紙類、紙袋、包装紙、紙製の封筒、はがきや名刺、トイレットペーパーの芯、写真(印画紙・光沢紙)、圧着はがき、感熱紙、カーボン紙、アルミ加工紙、防水加工紙(紙皿、紙コップなど)、等 ※ビニールやセロハン、プラスチック、金属部品が混ざっていても回収可能です。 次のものは市の雑がみ回収の対象外です。それぞれの分類や回収方法で処分をお願いします。 ■市の雑がみ回収で出せないもの 品目 分類等 キッチンペーパー/クッキングシート/ティッシュペーパー/トイレットぺーパー/紙おむつ類/不織布(マスク等)…可燃ごみ 段ボール/紙パック/新聞紙・チラシ/雑誌…民間の回収BOXやPTA等で実施する集団回収へ出してください ※詳しくは、市ホームページの「雑がみ分別早見表」をご覧ください。 回収した雑がみは、トイレットペーパーとして再利用されます。 ◎ビニール袋やビニールひもでも雑がみが出せるようになりました これまで「@紙ひもで縛る」か「A紙袋に入れて封をする」ことで出していただいていた市の雑がみ回収が、今月から、「Bビニールひもで縛る」、「Cビニール袋に入れて口を縛る」でも出せるようになりました。 ※詳しくは、本紙折り込み「雑がみの回収方法について」をご覧ください。 市民団体による可燃ごみ削減に向けた取組 リユース可能なテイクアウト容器を市内飲食店でシェアリング  市内で飲食店を経営する鈴木功三さんが代表を務める「一般社団法人Pay Forward Shizuoka」では、リユース可能な共通のテイクアウト容器を市内飲食店でシェアすることで、使い捨て容器の削減を目指す「Megloo Fukuroi」を、12月中旬からスタートさせます。  鎌倉や渋谷などでは既に事業や実証実験が始まっている取組で、市内では、まずは10の賛同店で開始。食事後に容器ごみが出ないのはもちろんのこと、市内のどの賛同店でも返却可能で、購入時とは違うお店に返しに行き、そこでまたテイクアウトを注文するなど、地域経済の活性化や回遊促進も期待されます。 食ロスを減らす「エコクッキング」で楽しみながら生ごみ削減  可燃ごみの4分の1を占める生ごみ。その生ごみの約4割は、食べ残しや手つかずのまま捨てられる「食ロス」といわれています。これを金額に直すと、4人家族で1か月約5千円、年間では約6万円もの損失にあたります。  「私たちの健康は、私たちの手で」をスローガンに、食を通じた健康づくりを地域で伝える「袋井市健康づくり食生活推進協議会」では、食べられるものを捨てずに、調理の工夫で手軽においしい料理に変える「エコクッキング」メニューの考案に取り組んでいます。  茶がらを使ったパンケーキや熟しすぎたバナナを使ったデザートなど、アイデア満載のエコクッキング・レシピは、市ホームページやクックパッド袋井市公式キッチンで公開しています。皆さんも、ぜひお試しください。