P24 もっと身近に 男女共同参画 問 協働まちづくり課 外国人活躍・共生社会推進室 TEL44‐3138 災害対応力向上の鍵となる「女性の視点」 性別で役割を決めていませんか?  東日本大震災の避難所運営では、女性の視点が不足していたことにより、様々な課題が浮き彫りになりました。下着や生理用品などが足りない、それらを男性が配布していてもらいにくい、授乳や着替えをする場所がないといった課題のほか、「女性だから」という理由で、長時間にわたって炊き出しに割り振られた人もいたといいます。  一方、避難所運営の役員や物資調達・運搬などの多くは男性に偏りがちでした。また、「男性だから」という固定観念に縛られて弱音を吐けない、愚痴を言えないということも…。これでは、男女ともに疲労困ぱいしてしまいます。 意思決定の場に女性の参画を!  災害時にこのような状況に陥ってしまう背景の1つとして、防災会議をはじめ避難所運営の「意思決定の場」には男性が多く、女性が少ないことが挙げられます。 そこで、市では防災に男女共同参画の視点を取り入れるため、令和7年度の自主防災隊および防災委員の女性割合50%を目標に、女性の積極的登用や女性の防災リーダー育成講座を実施しています。 そして、意思決定の場に女性も参画できる環境づくりや男性に偏りがちな防災活動に関する責任を男女ともに担う体制づくりを目指しています。 いざというときのために  災害という緊急時であっても、性別や年齢などにかかわらず、誰もが等しく尊重されるためには、様々な視点が必要です。平時にできていないことは、当然、緊急時にもできません。 普段から近所の方とコミュニケーションをとったり、地域活動に積極的に関わったりすることで、災害時にも声を上げたり、行動に移したりすることへの第一歩につながるのではないのでしょうか。 ふくろい 懐かしの風景 vol.14 問 生涯学習課 文化財係 TEL23-9264 「静橋(二代目)」(高尾)  左下の写真には「志つかはし」と記してある古い橋名板が取り付けられた橋が写っています。これは、平成2年4月頃に新町の旧中村洋裁学院付近から袋井駅方面にカメラを向けて撮影された二代目の静橋です。  静橋は初代(明治30年〜)、二代目(昭和7年〜)、三代目(平成2年10月〜)と、三代に渡って公道として利用されています。初代の静橋は木製で、たびたび洪水の被害を受けたので、二代目の静橋は大水にも耐えられるよう、頑丈に造られました。 しかし、戦前の設計であったため、戦後の自動車交通の発達に対応できず、大型バスやトラックのすぐ横を人が通る、危険な橋になっていました。そして、平成2年10月13日に広くて美しい現在の三代目の静橋に生まれ変わりました。  なお、初代の静橋が建設される前には、地元の住民が設置した木製の賃取橋(※)があったそうです。