P02-03 謹賀新年 袋井市長 大場規之  新年あけまして、おめでとうございます。皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。  新型コロナウイルスは依然として予断を許さない状況ですが、中止となっていた地域のイベントが昨年から開催されるなど、社会活動が徐々に再開されつつあります。地域経済の活性化に欠かせない活動が、歩みを止めることなく継続されますよう、今後も感染症拡大防止対策や円滑なワクチン接種体制の構築、医療体制の確保に努めてまいる所存です。  さて、地球温暖化による気象変動により災害が激甚化・頻発化する中、昨年9月の台風15号による記録的豪雨は、本市にも甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げるとともに、応急復旧にご尽力いただいた皆様に改めてお礼を申し上げます。引き続き、国や県等と連携し、本格的な復旧に取り組むとともに、地域の皆様の命と生活を守るための災害対策に全力で取り組みます。  私たちを取り巻く社会情勢は、人口減少や少子高齢化をはじめ、新型コロナウイルスの長期化やウクライナ情勢に伴う原油価格の高騰、為替相場による物価高騰など、目まぐるしく変化しております。今までの当たり前は通用しない社会の大変革期に立っていることを認識し、新しい時代を切り開くために、市民の皆様や民間事業者の皆様と力を合わせ、活力みなぎるまちづくりを進めます。  そのために、今年は次のことに特に注力し、市政運営に努めてまいります。  まず、本市の財産の一つである海を活かし、まちのにぎわいを創出するため、同笠海岸を拠点とした地域振興の核となる新たなプロジェクトを始動してまいります。昨年11月に試行的に開催した「海プロフェスタ」は多くの来場でにぎわい、海のポテンシャルの高さを再認識したところです。今後は、地域住民をはじめとする多くの皆様から幅広くご意見を伺いながら、海のにぎわい創出の推進に努めます。  次に、地球温暖化の防止対策として、昨年2月に行った「ゼロカーボンシティ宣言」にかかる各種取組を進めるとともに、2030年度までに可燃ごみを30%減らすことを目標に掲げる 「5330運動」についても、多くの地域の方々のご協力のもと一層の推進を図ります。  さらには、高度化するICTを活用した地域社会の課題解決や産業の発展に向けたあらゆる分野のイノベーションの積極的な推進、官民共創による新たな『コト』『モノ』づくりと人の流れの創出によるまちの活力向上や賑わいづくり、そして、若い世代を応援するための取組や誰もが健康で活躍できる社会実現のための取組など、様々な社会課題に対し迅速かつ的確に対応し、市民の皆様が未来への明るい希望をもって笑顔で暮らすことができる「スマイルシティふくろい」の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。  結びに、本年が市民の皆様にとって実り多き一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。 袋井市議会議長 戸塚哲夫  新年あけまして、おめでとうございます。市民の皆様には、希望に満ちた新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。  旧年中は、市議会に対しまして、温かいご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。  さて、昨年は、FIFAワールドカップカタール2022で日本チームが優勝経験のあるドイツチームやスペインチームに歴史的勝利を挙げ、2大会連続で決勝トーナメントに進出し、その活躍に日本中が歓喜の渦に包まれました。FIFAワールドカップの歴史を振り返りますと、エコパスタジアムでも3試合が開催された日韓大会から20年が経ちました。この国際的ビッグイベントを通じて、市民全体の連帯感やまちの国際化などが醸成され、今日の本市のまちの成長にも繋がっていると確信しております。  また、未だ収束の兆しが見えない新型コロナウイルス感染症の影響を受けた年ではございましたが、市内では3年ぶりに祭典が行われるなど、感染対策を講じながら各種催しが再開され、徐々にではございますが、市内に笑顔と活気が戻ってきていると感じております。  一方、9月の台風15号による大雨により、市内各所で、住宅の床上・床下浸水、土砂崩れや道路の冠水、農作物の影響などの被害が発生いたしました。被災された皆様が一刻も早く元の穏やかな暮らしを取り戻されますよう、市議会といたしましても、市とともに必要な施策や支援が進められるように全力で対応してまいります。  このような中、市議会の3つの常任委員会においては、市政のチェック機関としての役割を果たしてまいりました。加えて、政策提言型の議会を目指し、所管に関わる市政の課題について調査し、12月に市長へ政策提言をしたところでございます。提言には、各種関係団体や約4年ぶりに開催いたしました議会報告会に参加された方々の思いや考えも参考にさせていただきました。  また、開かれた議会を目指し、広報広聴機能の充実、強化のため、議会活性化特別委員会を設置し、積極的に委員間討議を行い、協議しているところでございます。  本年は、新型コロナウイルス感染症の影響なども考慮して策定いたしました第2次袋井市総合計画後期基本計画によるまちづくりも3年目に入ります。  市議会といたしましても、市民の皆様の声を市政に反映させるため、その自覚と責任を持って様々な課題解決に臨んでまいりますとともに、二元代表制の一翼を担う使命を改めて胸に刻み、市当局と適度な緊張感を保ちつつも協力し合い、「活力と創造で 未来を先取る 日本一健康文化都市」の実現に向け、全力で取り組んでまいります。  今後におきましても市民の皆様に信頼される市議会を目指し、議員一同、精一杯努力してまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。  結びに、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。