P02-05 令和5年度 施政方針 および一般会計予算・主要事業の紹介  令和5年度(2023年度)の施政方針や主要事業、当初予算の概要を紹介します。施政方針の全文や主要事業は、市ホームページからご覧ください。 問 企画政策課企画調整係 TEL44ー3105   財政課財政係 TEL44ー3159 チャレンジ&スマイルの実践  市長就任以来、「チャレンジ&スマイル」を合言葉に市政を運営してきました。  社会が大きく変わる今だからこそ、成長する絶好の機会と捉え、自分や家族、そして、このまちの将来のために、市民のみなさんとともに、明るい未来を拓いていきます。 「共創」の取組を推進  多様な人々と主体的に関わりを持てる“人づくり”や受け皿となる新たな“場づくり”、“仕組みづくり”に取り組み、新たな価値と活力をともに創り出す取組を推進します。 「地域資源」を有効活用  遠州三山やエコパ、メロンなど、地域資源を磨き上げ、既成概念にとらわれない柔軟な思考により、価値を最大限に引き出すとともに、効果的な情報発信に取り組みます。 本年度のまちづくりの6つの柱はこれだ! 1 子育てと教育の質を向上させるまちづくりの実践 2 すべての市民がWell-being※なまちづくりの実践 3 環境に配慮し住み続けたくなるまちづくりの実践 4 イノベーションとにぎわいの創出によるまちづくりの実践 5 あらゆるリスクに備えるまちづくりの実践 6 新たなつながりによる共創のまちづくりの実践 ※Well-being…幸福や健康という意味に加え、体だけでなく、精神的、社会的にも満たされている広い意味の幸福を指す概念。 令和5年度当初予算 一般会計 388億3千万円  一般会計予算は、前年度比6.2%増の総額388億3千万円で、5年連続の増・過去最大の予算となりました。 歳入 388億3千万円 自主財源 49.8%  市税 155億3,967万円 40.0%(2.5%増)  繰入金 15億28万円 3.9%(38.2%増)  諸収入など 22億9,696万円 5.9%(3.7%増) 依存財源 50.2%  国・県支出金 89億2,519万円 23.0%(4.5%増)  市債(借入金) 38億3,090万円 9.9%(7.5%増)  地方交付税 34億4,000万円 8.9%(7.5%増)  地方消費税交付金 22億7,000万円 5.7%(18.2%増)  地方譲与税など 10億2,700万円  2.7%(14.6%増) 歳入内訳  歳入では、経済活動の回復などにより、市税が2.5%の増となりました。また、国・県からの各種補助金や基金繰入金などにより財源を確保しました。 歳出 388億3千万円  民生費 118億3,765万円 30.5%(2.1%増)  衛生費 60億8,219万円 15.7%(15.2%増)  教育費 58億202万円 14.9%(15.4%増)  土木費 43億3,299万円 11.2%(5.2%増)  総務費 38億7,064万円 9.9%(1.5%減)  公債費 28億7,050万円 7.4%(1.9%減)  消防費 20億3,883万円 5.3%(2.4%減)  農林水産業費 7億1,362万円 1.8%(10.4%増)  商工費 5億5,032万円 1.4%(17.5%増)  議会費 2億3,589万円 0.6%(1.5%減)  その他(災害復旧費等) 4億9,535万円 1.3%(91.5%増) 歳出内訳  歳出では、月見の里学遊館や袋井図書館の長寿命化事業などにより教育費が15.4%の増、袋井駅南地区など市内各所の治水対策事業により、土木費が5.2%の増となりました。 会計別予算額  令和5年度の当初予算(すべての会計総額) 627億4,330万円  市の予算を構成する一般会計、特別会計、企業会計の総額は627億4,330万円で、前年度比4.5%の増加となりました。  特別会計は前年度と比べ5.3%の増。うち、墓地事業会計は樹木葬墓所の整備費の増により、31.1%の増となりました。企業会計は前年度と比べ3.7%の減。うち、下水道会計は、袋井浄化センターの施設改良工事費の減により、9.2%の減となりました。 会計名 令和5年度当初予算 前年度比 一般会計 388億3,000万円 6.2%増 特別会計 151億3,630万円 5.3%増 国民健康保険 80億2,000万円 8.4%増 後期高齢者医療 9億3,100万円 1.9%増 介護保険 60億8,000万円 1.9%増 駐車場 4,630万円 2.9%増 墓地 5,900万円 31.1%増 企業会計 87億7,700万円 3.7%減 水道 27億3,600万円 2.1%増 下水道 40億1,700万円 9.2%減 病院 20億2,400万円 0.8%増 合計 627億4,330万円  4.5%増 ※1万円未満と小数点以下第2位を四捨五入して表示 1 子育てと教育の質を向上させるまちづくりの実践 ◆子ども医療費の無料化 拡充 4億7,334万円  子どもの疾病の早期発見や重症化の予防を目的に、令和5年10月診療分から、高校生年代までの通院と入院時食事代を無料化します。 ◆認可保育施設の定員拡大 拡充 5,200万円  若草・若葉・浅羽東こども園の保育部の定員拡大や新たな民間保育所の認可により、全体の定員を約100人増やして保育の受け入れ態勢を強化します。 ◆園務支援システム導入事業 拡充 4,210万円  公立幼稚園・こども園と保護者をつなげるシステムを導入し、午睡チェックセンサーによる見守りや連絡帳などの電子化により、子どもの様子をタイムリーに知らせます。 ◆地域連携型プール活用事業の実施 新規 400万円  市内4小学校の水泳授業を市営プールで実施します。また、全小学校においてインストラクターを活用した授業を取り入れ、児童の泳力向上を目指します。 ◆特別支援学級の新設 新規 304万円  袋井南中学校に難聴の特別支援学級を、山名小学校に肢体の特別支援学級を新設します。また、今井小学校に通級指導教室を新設します。 2 すべての市民がWell-beingなまちづくりの実践 ◆総合健康センター将来構想策定 事業 新規 420万円  少子高齢化に加え、新たな社会潮流や多様化・複雑化する市民相談への対応など、総合健康センターのソフト・ハード両面の課題解決や施設の機能・役割の検討を進めます。 ◆スポーツツーリズムの推進 拡充 100万円  官民による「(仮称)袋井スポーツツーリズム推進協議会」を設立するとともに、スポーツ合宿の誘致や受け入れを推進します。 ◆ふくけん(袋井健康長寿研究) 新規  静岡社会健康医学大学院大学との連携による健診を実施し、疾病の早期発見につなげるとともに、収集データを食生活や生活習慣などの改善に役立てます。 ◆障がい者(児)支援の充実 新規 780万円  精神保健福祉士や公認心理師を新たに配置し、相談体制の充実ときめ細かい支援を行います。 ◆スポーツニーズの多様性に適応した体験・交流機会の創出 拡充 580万円  「FUKUROI SPORTS DAY」やトップアスリートとの交流事業を実施。また、新たに「NEW!!わかふじ国体20周年記念事業」を実施します。 3 環境に配慮し住み続けたくなるまちづくりの実践 ◆ふくろい5330運動実行宣言 新規 140万円  オール袋井による可燃ごみ削減に向け、より意識的・積極的に取り組む市民を「実行宣言」の形により幅広く募集し、ごみ削減の取組強化や意識の向上につなげます。 ◆省エネ家電買替促進事業 新規 3,300万円  LED照明や省エネ性能の高い冷蔵庫・エアコン等への買い替えを支援し、家計負担の軽減とともに、温室効果ガスの削減を推進します。 ◆公共施設への再生エネルギー由来の電力供給事業 拡充  PPA方式(第三者所有方式)により、3公共施設に太陽光発電設備を設置します。また、7施設を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えます。 ◆都市計画道路「森町袋井インター通り線」整備事業 新規 1,385万円  新東名高速道路森掛川インターチェンジと国道150号を結ぶ広域幹線道路の整備に向け、調査業務を実施し、整備促進につなげます。 ◆Fukuroi Central Park構想推進事業 新規 2,577万円  袋井駅南地区新幹線南側の土地利用計画策定等に着手し、「にぎわいとうるおいのある健康的な都市空間の創出」を推進します。 4 イノベーションとにぎわいの創出によるまちづくりの実践 ◆スタートアップ推進事業 新規 255万円  地域課題の解決などをテーマとした公募提案型の実証実験サポート事業を試行し、スタートアップ企業の活用による産業の活性化を目指します。 ◆中小企業デジタル化推進事業 新規 300万円  市内中小企業への専門家派遣を通じ、デジタル化診断およびデジタル機器等導入支援を行うとともに、奨励事例を横展開します。 ◆海のにぎわい創出事業 拡充 1億1,713万円  同笠地区での休憩・交流施設兼トイレの設計や展望スペースの整備などに着手するほか、地域おこし協力隊制度を活用し、沿岸地域の活性化を目指します。 ◆衛星システムおよびAIを活用した荒廃農地の把握・再生利用の促進 新規 510万円  衛星システムやAIを活用して荒廃農地の実態把握や発生防止、再生利用につなげます。 ◆団体ツアー支援事業 新規 500万円  遠州三山など市内を周遊する団体バスツアーの催行事業者を対象に補助金を交付します。団体バスツアーの誘客により、観光客数と旅行消費の増加につなげます。 5 あらゆるリスクに備えるまちづくりの実践 ◆治水対策事業の加速 拡充 5億6,280万円 柳原雨水ポンプ場の整備や、松橋川・油山川などの河川改修を加速させるとともに、袋井駅南地区新幹線南側エリアの遊水池公園の整備事業に着手します。 地域防災力の取組強化 継続 3,665万円 地震や土砂災害、水害など様々な災害への備えとして、地域の実情にあった効果的な防災訓練の実施や自主防災隊の活性化に向けた支援を行います。 ◆治水対策緊急事業 新規 1,400万円 田んぼダムの取組拡大と蟹田川流域における民間事業所の敷地を活用した雨水貯留施設整備の研究や効果検証を行います。 ◆消防団充実強化検討会の実施 継続 消防団・自治会連合会・市による話し合いを新たに実施し、団員の確保や処遇改善など、消防団活動の活性化に向けて取り組みます。 6 新たなつながりによる共創のまちづくりの実践 ◆自治会DX推進事業 新規 210万円  自治会要望をはじめ各種手続きの電子申請化を進めるとともに、公会堂のWi-Fi整備やパソコン設置を補助対象に加えます。 ◆(仮称)袋井市子ども交流館「あそびの杜」基本計画策定 新規 1,000万円  浅羽支所をあそびの杜として整備するため、ワークショップを行いながら、施設の機能やレイアウトを整理した基本計画を策定します。 ◆文化を楽しむ機会創出事業 新規 1,183万円  市民が参加するパブリックアートの設置や障がい者アートのまちなか展示、NHK大河ドラマ「どうする家康」にちなんだ企画展や演劇公演を行います。 ◆子ども・若者海外留学支援制度の創設  新規 300万円  たくましく生きる力を育むため、経済的な理由などにより留学の機会が得られない中学生から22歳までの若者を対象に、海外留学への奨励金を交付します。 ◆多様な性のあり方に対する理解促進 新規 47万円  LGBTQなど性の多様性に対する理解を促進するため、セミナーの開催や市役所本庁舎階段を虹色に装飾する取組等を行います。