P25 もっと身近に 男女共同参画 問 協働まちづくり課 外国人活躍・共生社会推進室 TEL44‐3138 みんなで目指そう!ジェンダー平等  4月といえば、ピカピカのランドセルを背負った1年生の姿が印象的ですね。かつては、「男の子は黒、女の子は赤」が定番でしたが、最近はその流れが変わってきているようです。 SDGsとランドセルの多様化  2015年、国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択され、17の目標の1つに「ジェンダー平等(※)を実現しよう」が掲げられました。要約すると、「男だから・女だから」と決めつけず、男女平等を目指そうというものです。そして、SDGsの浸透とともにランドセル業界にも変化が現れ、定番色に加えて紺・青・緑・茶・ラベンダー・ピンクなど、多様なランドセルが誕生しています。 ジェンダーは身近なところにも  「男の子だから泣かないの」「女の子だからお手伝いして」などと言われた経験はありませんか?生物学的な性別に対して、このように社会の中で「男らしい・女らしい」とされている役割や行動、考え方や見た目など、文化的・社会的に“つくられた性別”がジェンダーです。無意識に刷り込まれていることもあるため、自分では気付きにくいケースもあります。例えば、共働きの夫婦の間で、知らぬ間に女性の家事分担が重くなっていることはありませんか?また、自治会の会合は、男性が出るものと思い込んでいませんか?これもジェンダーによるものです。 思い込みや偏見に気付くことが大切  ジェンダー平等を実現するためには、「男性はこうあるべき・女性はこうあるべき」といった考え方を見直していくことが重要です。まずは、家庭や職場などで身近な方とジェンダーについて話し合い、自分の思い込みや偏見に気付くことがジェンダー平等への第一歩になるのではないでしょうか。 ※ジェンダー平等…家庭や職場、地域などあらゆる場面において、性別による偏見や不平等のない社会を目指していくこと。女性を取り巻く環境、解決すべき課題の背景にはジェンダーに基づく偏見や不平等があるといわれています。 ふくろい 懐かしの風景 vol.16 問 生涯学習課 文化財係 TEL23‐9264 「石野踏切」(愛野)  現在「愛野駅」がある場所に、かつて「石野踏切」がありました。この踏切は、明治22年、東海道線の国府津駅(神奈川県)〜浜松駅間の開通に伴い、祢宜弥と上石野を結ぶ村道を線路で遮断されるのを避けるために設置されました。  次いで昭和39年、第18回東京オリンピックに関わる輸送業務をまかなうため、夢の超特急・東海道新幹線が東海道線の南側に建設されました。そして、再び村道の遮断を避けるため、この時は新幹線が走る線路の下にアンダーパス(※)を造りました。しかし、狭いうえに暗く、歩行者にとっては危険な道であったため、利用者は徐々に減少していきました。  その後、石野踏切は平成13年の愛野駅建設に併せて廃止に。それに伴い、アンダーパスも利用できなくなりました。現在は、愛野駅の南北自由通路がその役割を引き継ぎ、重要な連絡通路となっています。 ※道路や鉄道などの下をくぐり抜けるように通っている、周辺より低い道路