P18 もっと身近に 男女共同参画 問 協働まちづくり課 外国人活躍・共生社会推進室 TEL44‐3138 11月12〜25日は「女性に対する暴力をなくす運動」実施期間です 女性に対する暴力の実態  内閣府が実施した「男女間における暴力に関する調査(令和3年3月公表)」では、女性の4人に1人が配偶者から心理的攻撃を含む何らかの家庭内暴力(DV)を受けたことがあると回答しました。配偶者暴力相談支援センターへの相談件数も、令和2年度以降年間12万件を超える高水準で推移しています。  暴力は、加害者・被害者の間柄を問わず決して許されるものではありません。特に女性に対する配偶者等からの暴力、性犯罪・性暴力等は、重大な人権侵害であり、男女共同参画社会を形成する上で重要な課題となっています。 女性への暴力根絶「パープルリボン運動」  日本では、毎年11月12日から25日までの2週間を「女性に対する暴力をなくす運動」の実施期間としています。この期間、運動の参加者や賛同者が女性への暴力根絶のシンボルカラーであるパープル(紫)のリボンを身につけて、暴力根絶や未然防止、被害者支援の意思を表します。この「パープルリボン運動」は、1994年にアメリカ合衆国で生まれたもので、現在は国際的な運動へと広がっています。 市内でパープル・ライトアップを初実施!  市では、パープルリボン運動にちなみ、女性に対する暴力根絶を呼び掛けるため袋井駅北口駅前広場のモニュメントを紫色にライトアップする「パープル・ライトアップ」を初めて実施します。被害者に対して「1人で悩まず、相談してください」というメッセージを込めたライトアップをぜひご覧ください。 パープル・ライトアップ 時 11月12日(日)・17日(金)・18日(土)・23日(木・祝)・24日(金)・25日(土)  午後6時〜9時 場 JR袋井駅北口駅前広場 内閣府 DV相談+(プラス) 専門の相談員による24時間対応の電話相談。1人で悩まず、まずは相談してください。 TEL0120‐279‐889 ふくろい 懐かしの風景 vol.19 問 生涯学習課 文化財係 TEL23‐9264 「三沢の時計塔」(山崎)  明治時代、若者たちの多くは学校を卒業しても村に残り農業、林業、商業などの家業を継ぎました。そのため村にはたくさんの若者がおり、彼らの社会教育の場として各地に「青年団」が作られました。旧笠原村三沢地区でも、明治41年に青年会が発足し、大正5年頃から「三沢青年団」と名前を変えて活動を始めました。  当時、三沢には村の共有林があり、三沢青年団は共有林の管理を引き受け、雑木や小枝を伐採し、薪として地元の瓦製造業者に売っていました。その売上を基金として大正14年(1925年)に立派な時計塔を作りました。  時計塔の正面には「時間励行」と「交通安全」の2つの標語が刻まれています。「時間励行」は、村の集会に遅刻しないこと、「交通安全」は、この頃普及が始まった自転車の交通事故防止を呼び掛けています。  歴史を感じる時計塔は、地元の人たちに何回も修理いただきながら動き続け、2025年には100歳を迎えます。今日も小学校に通う子どもたちや、茶畑に向かう軽トラック、グラウンドゴルフに向かう高齢者などを優しく見送っています。