P23 2030年度までに可燃ごみ 30%削減 5330(ごみさんまる)運動 第二十回 1世帯年間6万円が無駄に!?食品ロスは家計のロス  まだ食べられるのに捨てられてしまっている食品、いわゆる「食品ロス」。その量は消費者庁のホームページによると年間523万トン(令和3年度)で、国民1人あたりに換算すると毎日お茶碗約1杯分の食品ロスが発生していることになるそうです。 「そんなもったいないことは自分も周りの人もしていない」と思いがちですが、本市で1月に実施した実態調査で家庭ごみの食品系廃棄物を調べたところ、「手つかずの状態で廃棄された食品」が23・2%、「食べ残し」が16・2%、合わせて約40%もの食品ロスが発生していることが判明しました。その中にはまとめ買いした豆腐や麺類、特売の肉や惣菜なども多くあり、日々節約している人もつい、食べ物を無駄にしてしまっていることがわかります。  食品廃棄額は1世帯4人として、年間6万円分といわれています。ぜひ節約のためにも、食品ロスを減らしましょう。 食品ロスを減らすためにできること 買いすぎない 買い物に出かける前に冷蔵庫の中を確認。「安いから」と安易に買わない。 使い切る 賞味期限の近い物から使い、買った物を使い切る。 食べ切る 食べられる分だけを作る。また、食べきれなかったら冷凍するなど長持ちする方法で保存する。 記録する 捨てた食品を記録し、家庭での食品ロスの傾向を分析する。 わたしの街の 中東遠総合医療センター きんもくせい ミニ通信 Vol.3 問 中東遠総合医療センター経営戦略室 TEL0537-21-5555 災害時には命を守るための拠点となります 災害拠点病院としての役割  当院は、県から「災害拠点病院」として指定を受けています。災害拠点病院は、災害発生時に傷病者の受け入れや災害派遣医療チーム「DMAT」(※)の派遣などを行う病院です。 災害医療のプロ「DMAT」  「DMAT」とは、医師や看護師、業務調整員(医師や看護師以外の医療職や事務員)などで構成される災害派遣医療チームです。専門的な訓練を受けており、大規模災害時や多数の傷病者が発生した事故現場などで機動性をもって活動することができます。 2020年2月にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルス感染者が多数確認された際や、病院内で新型コロナウイルスのクラスターが発生した際にも活躍しました。 命を守るための拠点に  今回のタイトル「災害時には命を守るための拠点となります」は、当院の基本方針の1つです。  掛川市と袋井市の市立病院が統合して誕生した当院は、「24時間365日質の高い医療を提供できる病院であって欲しい」、「あらゆる災害に対して両市民の命を守り、命をゆだねられる病院になって欲しい」という両市民の期待を背負っています。これからも、様々な事態を想定した体制の整備に努め、もしものときに地域の皆さんの命を守れる病院であり続けます。 (※)Disaster Medical Assistance Team