P20 もっと身近に 共生社会 問多文化共生推進課 交流推進係 TEL44‐3138 増加している外国人住民 〜相互理解のためにできること〜  近ごろ、日常生活の中で周りを見渡してみると、スーパーマーケットや量販店などで買い物をしている外国人、また、コンビニエンスストアで働く外国人従業員を見かける場面が増えてきています。  現在、袋井市の外国人住民は増加しており、4月1日現在5,652人、人口の約6・4%であり、10年前の約1・9倍となっています。  国籍別で見ると、ブラジルが最も多く、次いでベトナム、フィリピン、中国、インドネシアの順で、この上位5か国で全体の約9割を占めますが、全体では約45か国にもおよぶ外国人住民が共に生活しています。  社会を構成する一員となった外国人住民とともに生活するうえで文化や生活習慣の違いもありますが、同じ地域で暮らす仲間としてお互いを理解し、より良い関係性を築くことが重要です。 お互いを理解するきっかけに  その取り組みの一環として自治会長などを対象とした「外国人との地域共生セミナー」を開催しています。このセミナーでは身近に住む外国人住民の現状を知り、良好な関係を築いていくことを目的に各回ごとテーマを決めて全3回開催しています。これを機に、地域共生について考えてみませんか?  やさしい日本語ではじめる外国人住民とのコミュニケーション 時 7月21日(日)午前10時〜12時 所 教育会館4階・大会議室 申 7月16日(火)まで ※やさしい日本語…難しい日本語を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。 例:婚姻届け→結婚する時に市役所に出す紙 ふくろい 懐かしの風景 vol.23 問 生涯学習課 文化財係 TEL23‐9264 橘逸勢供養塔(上山梨)  橘逸勢(842年没)は、平安時代初期の貴族で、弘法大師、嵯峨天皇とならび日本三筆の1人に数えられた書家です。その橘逸勢が、現在の袋井市内で亡くなった可能性があると言われています。  承和の変(842年)で謀反を起こしたとして京都から伊豆に流されましが、途中、病に倒れ遠江の「板築駅」というところで亡くなりました。板築駅の位置は諸説あり、現在の袋井市上山梨と浜松市浜名区三ケ日町のいずれかと言われておりますが、確証に至っていません。木簡や墨書土器など正確な位置を裏付ける資料の発見が待たれています。  左の写真は、昭和37年頃、上山梨の用福寺の境内で撮影された「橘逸勢供養塔」です。写真を見ると、供養塔の後に墨書で「橘逸勢公の墓」と書かれた木札が立っています。  この供養塔は、「山梨様」の愛称で親しまれ、もともと上山梨新町の個人のお宅にあったものが用福寺に移設されました。やがて、昭和62年5月11日に地元住民の厚い信仰の証として市指定文化財(有形民俗文化財)となり、今でも大切にされています。