P20 もっと身近に 共生社会 問 協働まちづくり課コミュニティ推進室 TEL44-3107 相互に認めあえる共生社会の実現に向けて  市内で共生社会の推進活動に取り組んでいるNPO法人「ふぁみりあネット」の活動を紹介します。 ■ふぁみりあネットとは?  ふぁみりあネットは、心豊かで安心して支え合うことのできる地域社会づくりに寄与することを目的に様々な活動をしている団体です。平成13年の法人設立以降は、活動を拡大し、「ふくろいファミリー・サポート・センター」や「放課後児童クラブ」の運営など、全13事業に取り組んでいます。 ■主な活動内容  昨年11月、ジェンダー平等の啓発のため、男女共同参画の視点から考える防災講演会を開催しました。 減災と男女共同参画研修推進センター共同代表の浅野幸子氏を講師に迎え「高めよう!共助と支援の質 防ごう!災害関連死」をテーマに行った講演会には、行政、地区の防災関係者等、多くの方が参加し、「事例に基づいた話が聞けて良かった」など大変好評でした。  また、多文化共生社会の推進のためブラジル人向け保育園への訪問事業も月1回実施しています。演奏活動を通して、国籍・民族等の異なる人々が互いの文化的背景等の違いを認めるとともに、日本の文化・日本語に触れる機会を提供しています。 ■共生社会に向け活動してみよう  このほかにも、環境保全、生涯学習、消費者保護などの事業や、会員向けの勉強会や花壇整備なども行っています。ふぁみりあネットでは、共に活動する会員を随時募集しています。 活動の詳細はホームページで紹介しています。会員の申し込みは電話で受付中です。 問 申 ふぁみりあネット TEL0538-43-2288 ふくろい 懐かしの風景 vol.24 問 生涯学習課 文化財係 TEL23‐9264 ライオン橋(中新田)  遠州灘に面した中新田地区は低湿な土地が多く、昔から洪水や高潮などの水害に悩まされていました。  そこで、昭和4年に、水害から市民を守るために掛川市との境である弁財天川の河口に防潮水門を兼ねた橋梁が作られ、人々は安心して暮らすことができるようになりました。  左の写真は、橋梁の新設を記念して橋のふもとに建てられたライオン像です。地元では親しみを込めてこの橋を「ライオン橋」と呼ぶようになりました。  昭和47年、堅牢だった水門も台風や高潮で痛みが激しくなり、新たに橋の南側に「昭和水門」が作られました。この工事により先のライオン像は一度撤去されましたが、新水門の完成に伴い移設されました。 海から寄せる災害を睨むように南側を向いていたライオン像でしたが、移設の際に向きが北側に変えられ話題になりました。この頃できた国道150号線を通過する人々に、水害との戦いの歴史を知らせているようです。