P22 もっと身近に 共生社会 問 多文化共生推進課 多文化共生係 TEL44‐3138 市内の外国人住民のことをもっと知ろう  袋井市は、人口当たりの外国人の比率が約6・6%と県内の市町の中でも4番目に高く、外国人住民の数も5,774人(9月1日時点)と、市内の小学生の数を上回っています。最も多い年齢層は、20代で、近ごろは、通勤している外国人をよく見かけるようになりました。 ■就労資格を持つ外国人の増加  外国人が日本で中長期にわたり滞在するためには、「在留資格」が必要です。在留資格は、『居住資格』と『就労資格』の大きく2つに分けられます。  市内の在留資格別の外国人の割合を見てみると、「永住者」、「定住者」、「日本人・永住者の配偶者等」といった就労に制限のない『居住資格』が70%と大半を占めており、その多くは日本人の子孫であるブラジル国籍の方など、日本にルーツを持つ方です。 一方で、近年では、ベトナムやインドネシアなど東南アジアから、「技能実習」、「技術・人文知識・国際業務」、「特定技能」などの『就労資格』を持ち、就労を目的に居住する外国人が増えてきています。  その理由の一つに、2019年の法改正により、在留資格「特定技能」が新たにつくられたことなどが挙げられます。日本経済を維持するため、今後も外国人の受け入れが拡大される方針であり、本市でも、さらに外国人住民が増えていくことが予測されます。   ■まずは挨拶から始めてみよう  多くの外国人住民が暮らすようになった袋井市では、地域、学校、職場で、外国人がより身近な存在となってきました。同じ地域で暮らす一員として、まずは、笑顔で挨拶をすることから始めてみませんか。きっと相手を知るきっかけになるはずです。 ふくろい 懐かしの風景 vol.25 問 生涯学習課 文化財係 TEL23‐9264 田園コンサート(友永)  昭和63年に三川地区で「田園コンサート」が開催されました。田んぼの中(田園)でベートーベンの「田園」を聞こうという発案のもと企画された、袋井市主催の大規模な野外音楽イベントです。  コンサートは、新日本フィルハーモニー交響楽団(指揮者・小川晶久)を招き、山の斜面を生かして作られた特設会場で実施されました。  当初、袋井市でクラシックのコンサートを開催することに疑問の声もありましたが、クラシックの名曲を国内トップクラスの楽団と指揮による演奏で聞いてみたいという多くの声を受けて開催の運びとなりました。  袋井市にとって初の野外音楽イベントということで、課題も多くありました。特に野外ということで音響が心配されましたが、ヤマハの開発した当時の最新の音響システムを使うことで解決しました。イベントの規模が大きいため、準備には1年を要し、多くのボランティアが協力しました。  迎えたコンサート当日、天候にも恵まれたため全国から約5千人が集まりました。三川の美しい田園風景を背景に素晴らしい演奏を届けることができ、イベントは大成功でした。好評であったことを受け、翌年以降も開催され、たくさんのお客さんを楽しませました。