P04-05 まちづくり協議会×コミュニティセンター あなたのまちの「地域づくり」を紹介します! @避難所運営訓練の様子(袋井東) A花火の案内ポスター(浅羽西) B市民農園での栽培講習会(笠原)  市では、地域住民が主体となった特色ある地域づくり活動の促進に向けて、コミュニティセンター(以下、コミセン)を拠点とした活動を支援しています。 平成30年度からコミセン単位で「まちづくり協議会」が設立され、地域の課題やまちづくりの目標の共有化が図られています。  まちづくり協議会で行われている特色ある事業や企画を紹介します。 問 協働まちづくり課コミュニティ推進室 TEL44‐3107 住民主体の特色ある地域づくり活動  地域の課題を自分たちで解決するため、各地区のまちづくり協議会が中心となって、住民が互いに協力し合い、より良い地域づくりに向けた様々な取組を行っています。  市では、各まちづくり協議会が地域の実情に合ったきめ細やかな活動ができるよう、交付金制度を設けて支援しています。  魅力的な地域づくりには、住民一人ひとりの参画が欠かせません。住んで良かったと実感できるまちや地域を目指して、あなたもぜひ、コミセンの活動やまちづくり協議会の取組にご参加ください。 令和5年度 特色ある地域づくり交付金活用事業(10地区まちづくり協議会・13事業) 袋井東地区 ◎いのちを守る防災隊…昨年度作成した避難所運営マニュアルの検証を行い、地域防災力の向上に努めた。 豊沢地区  ◎歴史・文化講演会…歴史研究家・市橋章男さんを招き、馬伏塚城跡などをめぐる視察研修を実施。地域の歴史を知ることで、地域への愛情や誇りが深まった。 袋井北地区  ◎地震対策住民アンケート…全世帯を対象に各家庭の地震対策に関するアンケートを実施。人的被害の軽減と地域防災力の強化につながった。 今井地区 ◎暮らしやすい地域づくりに関する住民アンケート…全世帯を対象に暮らしに関するアンケートを実施。地域課題を明らかにし、協議会が行うべき活動を明確にすることができた。 三川地区  ◎三川小学校創立150周年記念事業…記念品を作成し、全戸配布したほか、住民を対象に記念式典を開催。幅広い世代が事業に関わり、学校と地域のつながりが強化された。 笠原地区  ◎笠原ふれあい農園整備運営事業…遊休農地に市民農園を整備。地域住民の新たな交流の場・居場所となっている。 山名地区  ◎地域防災活動事業…全自治会に避難支援組織を立ち上げたほか、防災パンフレットを全戸配布し、自治会・住民が一体となり、防災組織の充実を図った。 高南地区  ◎「高南暮らしの支援隊」事業…草取り、家具寝具の廃棄、ごみ出しなど、9種類の困りごとを支援。利用者の口コミなどが地域の話題の1つとなり、住民間のコミュニケーションにつながった。 浅羽西地区  ◎花火打上げで地域共生化事業…近隣自治会と共催。近隣自治会や多様な担い手と協力することにより、地域の価値を創造していく「地域力」を付けていくことにつながった。 浅羽西地区  ◎「しあわせの黄色いハンカチ」プロジェクト…災害時に黄色いハンカチを玄関に掲出する安否確認方法を防災訓練で実践。95%の世帯が参加し、地域の防災力向上につながった。 活動 Pick Up 他地区の事例を学び合う 「まちづくり協議会」が設立されてから、今年度で6年が経過しました。この間に、各協議会が高齢者支援、子育て支援、健康づくり、地域防災力向上、交流・にぎわいづくりなど、それぞれの地域の実状に沿った取組を行ってきました。  市では、「先駆的な取組」や「市全体のモデルとなる取組」について周知し横展開を図ることや、関係者が直接意見交換することを目的に「まちづくり協議会交流会『地域づくり自慢大会』」を毎年開催しています。 令和5年度の大会では、今井まちづくり協議会の「暮らしやすい地域づくりに関するアンケート事業」、高南まちづくり協議会の「デジタルデバイト解消事業」が事例として発表されました。  また、地域課題解決のための仕組みづくりなどに取り組む「里山くらしLABO」にアドバイザーとして講演いただき、地域の現状を把握し、これからの時代の地域活動として変化への対応や多様な住民の参加・参画が必要であることを学びました。  講演終了後は、出席者同士で今後の地域活動について熱心に話し合いが行われました。 事例1「暮らしやすい地域づくりに関するアンケート事業」 今井地区まちづくり協議会  近年の風水害や地震に不安を抱える住民も多いことから、今井まちづくり協議会では、令和2年に「今井安心安全な地域づくり研究会」という組織を立ち上げ、防災・減災のための学習や情報発信をしてきました。  令和5年度は、今井地区がおかれている現状や地域住民が不安に感じていること、地区の弱点などを調査するアンケートを実施。これまでの活動の成果の検証と今後の課題を洗い出しました。 アンケートの結果、課題は「災害」「地域交通」「高齢化」の3分野であることが分かりました。令和6年度からは、これらの地域課題の解決に向けた取組を行っています。 事例2「デジタルデバイト解消事業」 高南地区まちづくり協議会  高南地区在住の65歳以上の方を対象にアンケートを実施したところ、「スマートフォン(スマホ)をもっと活用したい」という声が多く聞かれたことから、初心者向けのスマホ講座を開催しました。  講座では、「楽しみながら自然と身につく情報リテラシーの向上」を目標に、電源の入れ方や電話のかけ方、キャッシュレス決済アプリの使用方法などを学びました。  受講者同士が相互に教え合うことで、学び合いの場が醸成されるとともに、受講生でグループLINEを作ったことで、情報交換や住民同士の交流にもつながりました。 コミセンLINEに登録を  市内の全14コミセンでLINEの公式アカウントを開設しています。  地域の情報やイベント情報など、役立つ情報をお届けしていますので、ぜひ、お住まいの地域のコミセンを「友だち追加」してください。 ホームページで情報発信中  コミセンやまちづくり協議会の情報に特化したホームページを開設し、各地区の取組を随時発信しています。ぜひご覧ください。  【コミセンホームページ】 https://fukuroi-comicen.jp/