P20 もっと身近に 共生社会 問 しあわせ推進課 障がい者福祉係 TEL44-3114 「発達障害」について正しく知ろう 〜やさしい社会を目指して〜  皆さんは、「発達障害」についてどの程度理解していますか?  「発達障害」とは「自閉症」「注意欠陥・多動性障害」「学習障害」などの総称でそれぞれ特性があります。特性を正しく理解することで、「発達障害」の人の行動や言動から生じる誤解を防ぐことができます。障害について正しく理解するため、特性や啓発活動についてお伝えします。 ■誤解されやすい「発達障害」  発達障害の人はその特性から周囲に、「自分勝手」、「努力が足りない」、「親の育て方が悪い」などと誤解されることがあります。これらは障害の特性に起因するもので、本人や家族は誤解により深く傷ついてしまうことがあり、周囲の正しい理解がとても大切です。 ■「発達障害」を知るための取組  「発達障害」と診断される人は、国内外で増加傾向にあり、啓発活動が世界規模で行われています。毎年4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」であり、シンボルカラーの青を用いた啓発が行われます。 日本でも4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」としており、市では、啓発週間にあわせ、図書館での関連書籍の特設ブース設置や関連施設へのポスター掲出などを行っています。  世の中には障害がある人が多くいることを理解し、尊重し合う気持ちを持つことで、やさしい社会が実現します。まずは、この機会に「発達障害」についての理解を深めましょう。 ふくろい 懐かしの風景 vol.27 問 生涯学習課 文化財係 TEL23‐9264 「なたもち」(富里)  遠州地方の一部では、節分の日に厄除けのため「なたもち」をつくる風習があります。厄を断つ「鉈(なた)」のような効果を期待した名称であるとも言われています。  左下の写真は、富里の戸塚さんのお宅で、平成6年2月3日に行われた「なたもち」作りの様子です。  作り方は、地域や家庭ごとで少し異なるとも言われていますが、こちらのお宅では、まず煎った大豆を臼の中で杵でつぶし粗挽きのきな粉を作り、箕ざるの中に移します。次についた餅を箕ざるの中できな粉とまぶしながら丸い形にします。そのようにして「なたもち」を50個ほど作ります。  さて、ここからが本番です。「なたもち」が完成すると、合図とともに家の灯りを全て消して真っ暗にします。この瞬間に鬼が家の中に餅を食べにこっそり入って来ると言われています。しばらくすると灯をつけて行事は終了です。残された「なたもち」は、家族や近所の人たちで願いごとをしながら食べたそうです。