P22 もっと身近に 共生社会 問 多文化共生推進課 多文化共生係 TEL44‐3138 「外国人市民のための生活ガイドブック」が誕生  市では、外国人市民が安心して生活できるよう、外国人に伝わりやすい「やさしい日本語」で記載した「外国人市民のための生活ガイドブック」を作成しました。  外国人市民の中には、言葉や文化の違いなどから、日本特有の制度や習慣に対して戸惑いを抱えながら生活する人もいます。  そこで、本ガイドブックでは、外国人が日本の生活ルールや制度をわかりやすく理解できるよう、税金、災害への備え、自治会や日本語教室、相談窓口など、日本で生活するうえで知っておきたい、9テーマについて1冊(12ページ)にまとめています。 ■掲載テーマ  @転入手続き A税金 B相談窓口  C行政窓口 D日本語教室  E自然災害 F救急 G自治会  H生活のルールとマナー ■ガイドブックをご活用ください  外国人市民に日本の生活ルールや制度をお伝えし、理解していただくことで、より相互理解が深まります。  このガイドブックを地域の外国人とコミュニケーションをとるきっかけとして活用してみてはいかがでしょうか。また、企業や自治会などでガイドブックが必要であれば、多文化共生推進課までお問い合わせください。 【ガイドブック配布場所】 ◎袋井市役所1階・市民課窓口 ◎浅羽支所 ◎総合健康センター ◎袋井国際交流協会 ふくろい 懐かしの風景 vol.30 問 生涯学習課 文化財係 TEL23‐9264 「袋井市立山梨高等家政学校」(上山梨)  現在、山梨郵便局がある場所には、かつて「袋井市立山梨高等家政学校」という技能を中心に学ぶ、女子学校がありました。  この学校の歴史は古く、明治38年に農村の女子教育のため、「私立周南裁縫義塾」として発足しました。当初、課程は本科2年制、専攻科1年制の2コースでしたが、後に本科3年制に統一。教科も、開校当時は「洋裁」や「和裁」、食品の衛生管理について学ぶ「食物」などを中心に構成されました。  第二次世界大戦の敗戦により一度は廃校しましたが、昭和32年に「山梨町立山梨高等家政学校」として認可されると、女性の社会進出にあわせて、各種技能や広い教養を身につけるため教科に簿記・国語・社会などが加えられました。  生徒の出身中学は、袋井では周南中・袋井中・浅羽中が、森町では森中・旭が丘中・泉陽中が多かったようです。卒業生の多くは、近隣の工場や商店のほか浜松の大手縫製会社に就職し、高度経済成長期における地域経済振興の担い手として活躍しました。