P22 もっと身近に 共生社会 問 しあわせ推進課 障がい者福祉係 TEL43‐3114 聴覚障がいと手話通訳について  聴覚障がいのある方にとって、手話は大切なコミュニケーション手段であり、社会参加を支える重要な役割を担っています。しかし、日常生活の中で手話に触れる機会はまだ十分とは言えず、理解や普及のさらなる広がりが求められています。  こうした中で、市では手話の普及を目的としたさまざまな取組を行っています。 ■手話奉仕員養成講座とは?  初めて手話を学ぶ方を対象に、実践を通して日常手話の基礎から学ぶことができる講座を毎年開催しています。受講者の中には、最終的に手話でスピーチができるようになった方や、講座をきっかけに関心を持ち、さらに多くの講座・試験を受け、市の登録手話通訳者として活躍している方もいます。 ■聴覚の壁を超えて交流  手話言語の国際デーである9月23日に合わせて、きこえる人と、きこえない人が共生する世界を目指し、ランドマーク等を青くライトアップするイベントを開催しています。聴覚の有無に関わらずゲームなどを通して交流することで、聴覚障がいへの理解を深められます。 ■手話で築く共生社会  市内では、手話サークルや社会福祉協議会による手話講座のほか、聴覚障がいのある方が講師となり、聴覚障がい者への理解や手話通訳の普及を目的とした講座を行っております。こうした活動を通じて、1人でも多くの方が手話に関心を持ち、きこえる人と、きこえない人が互いに支え合う地域づくりを目指しています。 ふくろい 懐かしの風景 vol.35 問 文化観光交流課文化財係 TEL23‐9264 檜物職(曲げ物、曲げ木)柄杓製造(山梨)  昭和63年(1988年)、春岡地区に「柄杓を作る名人」がいるという話を聞いて、村松律次さんのお宅を訪問しました。村松さんはちょうど自宅の縁側で春岡神社に収める三宝を制作していました。 かつては春岡一帯に「曲げ物」を製造する職人が13人いたそうですが、安価で丈夫なプラスチック製品の普及により年々減少し、この時点で春岡地区の「曲げ物」職人は、村松さん1人だけになっていたそうです。  そんな村松さんは、師匠である父親から製法を習いました。まず作業に取り掛かる前に、原料の檜の丸太を細かく刻み、節を取り除いたあと薄く剥ぎ、日陰で長時間乾燥させてから加工します。 さらに薄板を止めるための山桜の皮を剥ぎ、これも十分に乾燥させるなど、数多くの工程を重ね、一つひとつの製品と真剣に向き合うことでこだわりの美しい柄杓ができるのだといいます。  この頃、当地区で作られていた主な製品には、手水舎で使う水柄杓や大柄杓、蒸籠(蒸し器)などがありました。なお、一般的な神社の三宝は四角ですが、春岡神社は丸い三宝を使うのが特徴で、当地区では数多く作られていました。