P24 輝くふくろいの人 「挑戦」への恐怖と真っ向勝負 想像もできなかった世界の頂点へ モデル 大津愛結さん(笠原) 「もともとは自分に自信がなく、『挑戦』することを怖がる性格でした。でも、そんな自分を変えたいという思いで、一歩ずつ挑戦を重ねてきました。今こうして夢だった舞台に立てているのは、いつも味方でいてくれた家族や友人、そして支えてくださった皆さんのおかげです」  そう話すのは、大津愛結さん・21歳。今年3月に日本ミスコン協会が開催した世界的ミスコンテストの地方代表選考会「2026ベスト・オブ・ミス静岡大会(以下、静岡大会)」の大学生・専門学生部門において、「ミス・ユニバーシティ静岡代表」に選ばれ、今年9月中旬に行われる「ミス・ユニバーシティ日本大会」への出場を決めました。 憧れの世界への一歩  大津さんがモデルの世界に憧れを抱いたのは15歳の時。モデル事務所からスカウトを受けたものの、当時は一歩を踏み出す勇気が持てず、その機会を逃してしまいました。  その時挑戦できなかった後悔から、18歳でモデル事務所へ入所。そして20歳を迎えた昨年、新たな挑戦として静岡大会への出場を決意しました。 「所属事務所からこの大会を紹介していただきましたが、最初はどんな大会なのかも分からなかったので、出場すること自体怖くてなかなか踏み出せずにいました。でも、家族や友人、事務所の方々、大学の学長まで『今しかできないことに挑戦してほしい』と背中を押してくださったんです。その言葉が大きな力になりました」 「挑戦」だらけの日々  大会では、日頃の取組や人間性に加え、ウオーキングやダンス、スピーチなどで審査されます。しかし大津さんにとって、その多くが未経験の分野でした。 「思うようにできないことがほとんどで、何度も心が折れそうになりました。特に人前で話すことが苦手だったので、約300人のお客さんの前でスピーチをすることが一番不安でした。レッスン帰りに迎えに来てくれた母の顔を見て、思わず涙があふれたこともありました。 それでも『ここで諦めたら何も変わらない』と思い、『未経験だからこそ、誰よりも努力しよう』と気持ちを切り替えました」 努力の末につかんだ静岡代表  約2か月半の準備期間中、大津さんは大会が用意したレッスンに加え、自らトレーニングジムやダンス教室、ボイストレーニングにも通いました。さらに、自宅では大会用の15センチヒールを履いて歩き方やポージングを研究。スピーチ原稿もスピーチ講師から何度も添削を受けながら練習を重ねるなど、日々努力を積み重ねました。  そして迎えた静岡大会当日。大歓声に包まれる会場で堂々としたパフォーマンスを披露し、大津さんは見事「ミス・ユニバーシティ静岡代表」の座を勝ち取りました。 全国の舞台へ向けて  現在は9月の日本大会に向け、東京でレッスンを受けながら準備を進めています。 「日本大会は静岡大会以上に厳しい舞台になると思います。今の自分にはまだ足りない部分がたくさんあるので、これまでの練習に加え、以前から興味のあった手話の勉強にも取り組んでいます。日本大会当日までの4か月の準備期間で、家族や友人、指導してくれた方々、一緒に頑張ってきた仲間たちへの感謝をかたちにできるよう誰よりも努力したいです」  これまでの努力を自信に変え、夢の舞台へ向かう大津さん。その歩みは、これからも続いていきます。