P06-07 FUKUROI PERSONAL FILE 袋井の人 「新事業でまちおこしを」 袋井市の新名物創造に挑む 遠州和の湯・温泉とらふぐ研究所 前田匡秀さん(長溝) 「陸上で、しかも温泉を利用してトラフグを養殖する。皆さんに驚かれますが、元気に育っていますよ」  市内の温泉施設で、温泉水を利用したトラフグの養殖に挑戦しているという情報をいただき、温泉とらふぐ研究所の前田匡秀さん(38歳)にお話を伺いました。 「きっかけは、お客様に喜ばれる名物料理を模索していた時、栃木県で行われている温泉水を利用したトラフグ養殖のニュースを目にしたことです」  使用する温泉の成分が同じ塩化物泉だったこともあり、実現に向けたプロジェクトがスタートしました。 なぜ「陸上で温泉を使った」 養殖なのか 「和の湯の温泉は、トラフグの養殖に適した塩分濃度で、年間を通してフグの活動に適した温度を保つことができるので、海上養殖では目標体重の1sに達するまで約1年6か月かかるところを、約1年に短縮できます。  また、陸上の完全閉鎖循環養殖施設で養殖することで、周辺への環境汚染や殺菌処理循環による病害の発生も抑制できるんです」  飼育水として利用する温泉水の成分分析を行ったところ、安全であると評価され、本格的に事業が進められました。 育てる充実感 初めてのことばかりの緊張感 「もともと、釣りや熱帯魚の飼育など、魚が好きだったのですが、トラフグの養殖となると、一から勉強することばかりでした」  先進地の視察や研修を通じて、養殖に必要な知識や技術を習得していったという前田さん。  今年6月に養殖場が完成。8月にトラフグの稚魚2千匹が搬入されてからは、毎日、温度や水質の管理に目を光らせているといいます。 夢は「温泉とらふぐ」を 袋井市の新名物に 「順調に生育すれば、来年の夏にはトラフグ料理を宴会のコースメニューに登場させることができると思います。和の湯の名物料理としてだけではなく、将来は、袋井市の名物料理に育ってくれたらうれしいですね」  現在養殖中の2千匹を、1万匹まで増やしていきたいと語ってくれた前田さん。市内の飲食店で「温泉とらふぐ」を注文できる日も、遠くないのかもしれません。 袋井で活動中 グループ紹介 立体朗読劇 袋井むかし話の会 今、伝えておきたい「袋井の民話」  ことばと楽器で伝える立体朗読劇  平成11年、「地域に伝わる民話や昔話を次の世代に伝えたい!」との熱い想いから結成。笠原地区にある「龍巣院」に伝わる龍の話「和尚さんにしかられた龍」をはじめ、可睡斎や法多山などに伝わる話など、現在では、38もの演目があります。  民話や昔ばなしを掘り起こして脚本を書く人や、オリジナルの挿入曲を作る人、背景幕の絵を描く人など、劇はすべて会員の手作り。郷土の方言を効果的に使っているのも特徴です。  市内の幼稚園や小学校、高齢者施設など、さまざまな場所で披露しています。10月23日(日)午後1時からは、メロープラザで行われる「市民文化祭」で上演します。ぜひ、ご来場ください。 メンバー 18人 活動日時 毎週金曜日 午後1時〜3時30分 山名公民館ほか 問 代表 原田伴子さん TEL49-0328 街の写真館 地域やサークルの行事、お気に入りの写真や子どもの写真などを郵送してください。写真には、タイトル、住所、氏名(ふりがな)、年齢(生年月日)、電話番号、自治会名を書き添えてください。 送り先 〒437-8666 袋井市役所 秘書広報課 広報広聴課 静岡県新嘗奉賛会「皇居勤労奉仕」へ参加しませんか 「過去100回を超える皇居での奉仕活動を行っています。 皇居や赤坂御所(東宮御所)の勤労奉仕活動に興味のある方、活動内容を詳しく知りたい方は、ご連絡ください」  寺田貞夫さん(神長南) TEL42-7541 寺田公嘉さん(神長中) TEL44-1607 「流しそうめん」で、ご近所と交流 「パパたちが竹を割って、ママたちがそうめんを流して、私たちは食べる係。楽しかったよ!」  伊東恵子さん(浅名) 全員集合!! 「夏休みに集まった記念の1枚。またみんなで集まろうね。ずっと友達だよ!」大石ほたるさん(小川町) 教えてフッピー 市政Q&A Q最近、全国各地で局地的な豪雨が頻発し、浸水や土砂崩れなどによる被害が発生していますが、袋井市では避難勧告などの基準を定めていますか? A袋井市は、市内を流れる太田川と原野谷川に沿って発達した極めて平坦な地形からなり、堤防の決壊などによる大規模な浸水被害や、排水が困難なことによる浸水が発生する危険性があります。  このため、市では、浸水被害などの軽減を図るため、地域の実情をよく知る地元自治会や自主防災隊の代表者の皆さんの意見を聞き、避難情報の発令・伝達に関する基準として「袋井市避難勧告等の判断・伝達マニュアル」を、平成22年に県内で初めて作成しました。このマニュアルは、水害編と土砂災害編で構成されています。  市は、災害発生時には、このマニュアルに基づき「@避難準備情報」「A避難勧告」「B避難指示」の情報を発令しますので、市民の皆さんは、早めの避難行動で自らの安全確保に努めてください。  地域での図上訓練の実施など、詳しくは、お問い合わせください。 問 防災課防災係 TEL44-3108 ◇マニュアルの詳細は、市ホームページをご覧ください。 【袋井市避難勧告等の判断・伝達マニュアル】 http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/ kbn/07100390/07100390.html