P18-19 ♪ふくろいの小楽生に出会い隊♪ 小学校での音楽活動を通して、子どもたちはいろいろな体験をしています。 芸術の秋、ということで音楽好きな小学生たちの「いま」を追いました。 笠原小学校和太鼓10代目4年生 「伝統の和太鼓で心に響く演奏をしたい」  太鼓の音が、体全体に響いてくる迫力の中に、和気あいあいとした雰囲気のある練習風景。「心が一つになる感じがいい」と子どもたちは話します。  笠原小学校では、表現することの喜びを全身で感じさせ、集団での演奏の中でお互いを尊重する心を高めたいと考え、10年前から和太鼓の演奏に取り組み始めました。今年の4年生で10代目になります。  今では、学校伝統の活動となり、公民館まつりや、メロープラザと風見の丘の落成式でも演奏を披露しました。 チームからひとこと  和太鼓はとっても楽しい。チームのみんなで力を合わせて、聴いてくれる人たちの心に響くような演奏をしたいです。 袋井南小学校マーチングバンド 「South Winds」 「もっともっと上を目指していきたい」  放課後になると、10種類以上あるそれぞれの楽器を、児童自らがきびきびと体育館に運んでいきます。  「サウスウィンズ」は、平成15年の静岡国体の先導バンドとして結成され、現在は4〜6年生の70人で活動しています。日本マーチングバンド・バトントワーリング協会の全国大会には一昨年、昨年と2年続けて出場し、今年も同大会を目指すとともに、11月に行われるエコパマーチングフェスティバルや、地域の行事など様々な舞台で発表を続けています。また、保護者や地域の方々の支えが主役の子どもたちを一層輝かせています。 チームからひとこと  保護者の方々、地域の皆さん、多くの方に支えられて10年間続けてくることができました。今年は全国大会「金賞」を目指し、動きや演奏のレベルアップに全力で励んでいきます。 ☆ミニクイズ ふくろいの秋まつりで使われる楽器はどれ? @トロンボーン Aマリンバ B太鼓 答えは19ページ下 山名小学校金管バンド部 「一曲演奏できた達成感で、もっとうまく演奏したいという気持ちが強くなる」  体育館での練習では、先生がテンポをカウントするスティックの音が響き、子どもたちは、背筋を伸ばして動きに集中します。  山名小学校では、子どもたちに多様な体験活動をさせたいと、昭和56年に金管バンド部が発足し、現在5・6年生44人で活動中です。練習は放課後に行い、運動会や公民館まつり、エコパマーチングフェスティバルを発表の場としています。 チームからひとこと  練習を積み重ねていくと上達を実感します。  1曲演奏できるようになると達成感があり、もっとうまく演奏したいという気持ちが強くなります。11月の発表の際には、満足のいく演奏ができるよう、みんなで一生懸命練習しています。 高南小学校ふれ愛合唱団 「心をひとつに、美しい歌声を届けよう」  リズミカルな音楽で体を動かしながら始まった合唱練習。高南小学校では、「元気な学校づくり」の一環として「交流・歌声・俳句」を柱に活動しています。 「NHK全国学校音楽コンクール」には、3年前から出場し、今年は県大会で銅賞に輝きました。練習は週に2・3回放課後に行い、高南地区公民館まつりや袋井学園地区ふれ愛音楽祭などでも元気な歌声を発表しています。 チームからひとこと  音程をとったり、腹筋を使って歌ったりすることが難しいですが、練習を続けることで、音程をうまくとれるようになり、心をひとつにして歌うことができるとうれしい。来年は「NHK全国学校音楽コンクール」で銀賞を目指したいです。 ミニクイズの答え 正解はB太鼓 市民編集長がお伝えします Citizens'Eye 市民編集員のひとこと 皆さんも、子どもたちの発表の場に足を運んで、応援しませんか。 小関裕子、谷口史恵