P20 原田市長の散歩道 「津波対策」  東日本大震災から半年が過ぎたが、今でも市街地に押し寄せた津波が、家や車を次々と飲み込んだ様子が目を離れない。  袋井市では、5月初めに静岡大学の牛山先生を座長に、気象官などの専門家で構成する「津波被害軽減対策検討会」をつくり、東海・東南海・南海の三連動地震の津波対策を始めた。  検討会では、袋井と地形が似ていて、東日本大震災で津波被害を受けた岩沼市の例や安政東海地震の記録から、@津波が10分で来る A海岸からおおむね5q以内で、海抜5m以下の区域を浸水域と想定して、避難方法や場所、配備態勢などの対策を検討している。  一方、浅羽全域と笠原地域では、防災支部ごとに、それぞれの地域の特性を活かした津波対策に取り組んでいる。  浅羽南支部では「津波から命を守る幸浦プロジェクト」が発足し、家庭でできること、地域でできること、行政が行うものを分類したうえで、具体的なテーマを定めて話し合いを進めている。  こうした中、9月8日に行われた、海岸から1・5qにある浅羽南幼稚園、あさば保育園、浅羽南小学校の津波合同避難訓練では、園児・生徒全員が10分以内で、小学校の3階に避難を完了し、日ごろの訓練の成果を見事に示した。  しかし、実際に地震が起こった時、大渋滞となる県道を園児が横断することは大変危険なので、両園の近隣に避難タワーを建設する必要性も感じた。  市の9月補正予算では、今すぐできることとして、海抜高の表示板や海岸監視カメラの設置、小学校や企業の屋上などを利用した避難施設の整備、浅羽支所の防災機能の強化など、津波対策費用として1億5千万円を計上し、県下で有数の対策を図った。  今後は、防潮堤や太平洋自転車道、151号バイパスを高くする対策や、地域の皆さんとの話し合いで、場所・規模を決めた避難タワーや、土を盛ってつくる「命山」と呼ばれる避難場所の 建設も必要になると思う。 季節の健康レシピ 『毎月19日は、 食育の日』 ほかのきのこを使ってもOK!色々アレンジしてみて きのこのオイスター炒め ●材料(4人分) イタケ 1/2パック シメジ 1/2パック シイタケ 4個 チンゲンサイ 1株 ショウガ(薄切り) 少々 ネギ(小口切り) 少々 A  酒 大さじ1  砂糖 小さじ1  しょう油  小さじ1  オイスターソース  大さじ2 ごま油 少々 ●作り方 @マイタケ・シメジ・シイタケは、石づきをとり、一口大にする。 Aチンゲンサイは、葉と茎に分け、一口大にする。茎は、色鮮やかにさっとゆでる。 Bマイタケ・シメジ・シイタケとショウガ、ネギをフライパンでいため、火が通る少し前にAを加え、Aで味付けし、ごま油を加え、香りよく仕上げる。 ●栄養価(1人分) エネルギー39kcal/たんぱく質2.1g/脂質1.6g/カルシウム29mg/ 鉄0.6mg/ ビタミンC8mg/食物繊維1.6g/塩分1.3g ●薬膳まめ知識 マイタケやシイタケは、元気の源「気」を高める食材。繊維質も多く、腸のお掃除にも役立ちます。 表紙のことば  8月11日、袋井商業高校で「高齢者パソコン教室」が行われました。  パソコンに触れ、学びながら世代間交流を推進しようと、市が企画したもので、パソコンを始めたい市内の61歳〜88歳の方が参加。教室では、同校日本語ワープロ部の生徒が講師となって、電源の入れ方から文書の作成、インターネットの閲覧まで、受講者に合わせ、マンツーマンで丁寧に指導しました。 ■市民の動き(平成23年9月1日現在)  人口/87,020人(前月比+57人) 世帯数/31,068世帯(前月比+18) 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。