P05 その子らしさを大切に 子どもの個性を尊重した支援を 子ども発達支援チーム 4月からスタートした、子どものための相談窓口「子ども発達支援チーム」。 子ども発達支援チームは、人と人との良好な関係づくりを応援します。お気軽にご相談ください。 問 学校教育課指導係 TEL44-3182 問 申 子ども発達支援チーム(山名コミュニティハウス内) TEL49-4510 子どもたちの 心の健康を 求めて 1  「子ども発達支援チーム」では、幼稚園、保育所や小・中学校を訪問し、園内や校内で、子どもたちが笑顔で過ごせるよう、また、乳幼児が不安なく過ごせるように、支援体制づくりをサポートしています。 0歳〜18歳の子どもを トータルサポート 相談  0歳〜18歳の子どもや保護者、子どもに関わる教員・保育士からの相談に応じています。 子どもの笑顔を見たい 各機関をつなぐサポート 園・学校の訪問 子どもが笑顔で生活できるよう、保護者の話を聞きながら、園や学校の訪問を行い、教員・保育士と話し合いをして、子どもと保護者、園・学校をつなぎます。 集団 適応支援 子どもがスムーズに集団適応できず困っている時、集団生活に無理なく適応できるようになるための子ども支援を行います。  また、子どもに応じて、個別に人との関わり方の学習などで、子どもをサポートします。 研修会 達心理士が、市内で子どもに関わる教員・保育士などを対象に「子どもの理解を深めること」を目的とした、子ども発達支援研修を実施。子どもへの教育支援の方法を学びます。 成長や社会 参加に必要な 3つの力 2  子どもには、その子の特性があります。それぞれ違うところに良さがあり、その特性を受け入れ、理解してくれる人が周りに増えることで、子どもたちはとても生活しやすくなります。  3つの力を活用し、子どもの成長や社会参加を促すことができます。 @周りの理解や思いやり  子どもの成長には、愛情と多くの人の温かな関わりが必要です。  「おはよう」「ありがとう」などの挨拶や笑顔は、子どもに大きな安心感を与えます。  また、注意する時にも「だめ」「違う」だけでは、伝わりにくいことがあります。具体的に「こうするといいよ」と伝えると、分かりやすいです。 A子どもの一人ひとりに 合わせた支援や道具  例えば、視力が下がった時に眼鏡を使うように、分かりやすい絵や文字の表示など、子ども一人ひとりに合わせた支援や道具(手がかり)があれば、生活しやすくなります。 B伸びていく子どもの力  どの子どもも、自ら成長する力を持っています。 周りの理解と 思いやり 保護者の声  登校をしぶる子どもの相談をしています。  子ども発達支援チームでは、親として、今、子どもとどう関わっていけばいいのかを具体的にアドバイスしてくれました。  また、学校と連携をとりながら対応してくださり、安心して相談できます。身近に相談できることが、本当にありがたいです。 (中学生の子を持つ母)  私には分からないきっかけで、かんしゃく(パニック)を起こし、1時間以上も泣き叫び、なだめてもしかっても効果がなく、親子の絆を感じられず虚しさに涙が出ました。  幼稚園から療育サポートを受けはじめて5年。そんな息子が、今では笑顔で「お母さん大好き」と抱きついてきます。  家庭での努力に加え、療育相談や子ども発達支援チーム、幼稚園・小学校の先生が連携して支えてくれ、息子の過ごしやすい環境を整えてくれました。  大切な時期を一緒に支えていただき、とても感謝しています。 (小学生男児の母)