P16 ひと・まち・魅力発見伝 ●「本の国のもじもじの小人さん」から 本のプレゼントありがとう  9月29日、袋井北小学校の正門に、17冊の本が手紙とともに置かれていました。差出人は「本の国のもじもじの小人さん」です。  手紙には、「当たり前のように続く毎日は、決して当たり前のことではありません。自分では想像できないほど大勢の人とつながっていて、守られていて、生かされているのです。そのことに気付いて、感謝できる人になってください」という、子どもたちにあてたメッセージが添えられていました。  学校では、このプレゼントに感謝し、「もじもじの小人さん」の意思を受け、朝会で全校児童に紹介した後、貸し出しを始めました。  実は、本のプレゼントは、昨年11月に続き2回目。1回目のプレゼントの時も、子どもたちはびっくりすると同時に、とても喜び、大人気の図書となりました。今回のプレゼントも、子どもたちに勧めたい最新の図書を選んでくれていました。  子どもたちや職員の感謝の気持ちを、この場を借りて伝えさせていただきます。 「本のプレゼントありがとうございました」 問 袋井北小学校 TEL42-3024 ふくろいの仏像 ●岩松寺・聖観世音菩薩像(市指定文化財)  今月は、袋井市浅羽にある「篠谷山岩松寺」のご本尊である「聖観世音菩薩像」をご紹介します。  岩松寺の観音堂(本堂)に安置されている聖観世音菩薩像は、高さ95pで、ヒノキ材が用られています。頭と胴は、同じ一本の木材を用いて造られていますが、背中と腰下部分は別材で造られています。像の内部はくり抜かれ、重量を軽くしています。製作技法などの特徴から、平安時代末ごろの作と推定されます。  うす衣をまとい、まっすぐ立ち、切れ長のまなざしで遠くを見つめる、優雅な姿が特徴です。永年の風雪によるためか、像の全体には、かつて水に浸かったようなこん跡があり、歴史の厳しさを知ることができます。  本像は、60年に一度ご開帳される秘仏のため、残念ながら、普段はその姿を拝見することはできません。次回のご開帳は、平成26年(2014年)とのこと、是非拝見したいものです。 聖観世音菩薩像 (提供:楠華堂) 問 浅羽郷土資料館 TEL23-8511(月曜休館) 健康ガイド ●糖尿病   甘いもののとりすぎは要注意  糖類のとりすぎは、糖尿病を発症させる原因の一つです。特に、果物や飲料に含まれている糖類は体に吸収されやすく、血糖値を急激に上げる作用が強いため、体内のインスリン(※1)をたくさん使ってしまいます。このため、甘いものの摂取量が多い方や間食をよくする方は、糖尿病を発症しやすくなります。 (※1)インスリン…すい臓から分泌されるホルモンの一種。これを使いすぎ、分泌量が減ると、血糖値をコントロールできなくなり、糖尿病になります。 ●まずは野菜から食べよう  1日の野菜摂取目標量は、350gです。野菜に含まれる食物繊維は、食品中の脂肪や糖質の吸収を遅らせてくれます。また、野菜をたくさん食べたり、よくかむことによって満腹感が得られ、食べすぎを防ぎます。  食事のはじめに、野菜を食べてからご飯などを食べるようにするだけでも、血糖値の上昇がゆるやかになります。食事の量やバランスはもちろん、食べる順番も意識してみましょう。 果物や飲料に含まれる 糖分量の目安 食品 糖分の量 イチゴ1個 02g あめ1個 07g 乳酸飲料65cc 09g みかん1個 12g プリン90g 13g 缶コーヒー190cc 18g バナナ1本 23g スポーツ飲料350cc 25g アイスクリーム200ml 28g りんご1個 29g ゼリー160g 32g 清涼飲料 (炭酸飲料)350cc 42g 問 健康づくり政策課健康指導1係 TEL42-7275