P26 原田市長の散歩道 「子育て」  袋井市は、県内で最も高齢化率が低く、出生率が高い市だが、子どもを産み育てやすい市になるためには、まだまだ課題がたくさんある。  先日、市中央子育て支援センター「カンガルーのぽっけ」で、障害がある方の自立支援をする社会福祉法人なごみかぜの利用者が作ってくれたお菓子と紅茶をいただきながら、子育て中のお母さん15人と「カフェトーク」をした。  小児救急や出産に対応できる病院が必要なこと、学校給食の食材に放射能チェックをすることなど、子どもをとりまく環境の安全対策が第一に話題にあがった。  次いで、できる限り屋外で遊ばせるため、幼児用の遊具がある公園を増やすことや、親子が一緒に聞いたり演じたりするコンサートの開催など、子どもが健やかに育つことができる環境づくりが望まれた。  別の日に、「保育ママ」と面談する機会があった。保育ママの仕事が、少人数の幼児を預かるので、一人ひとりの性格に合った接し方ができる、奥の深いものであることを知った。  「三つ子の魂百まで」ということわざのとおり、幼児期のしつけは大切であるが、そのすべてが家庭でできないことも多い。預かった子に接するうちに、その子が少しずつ成長していく姿を見てうれしく思うと聞き、感銘した。  市内の開業医からは、子ども医療費の無料化について「小学生から中学生までの通院費は、少額であっても有料にした方が良い」という内容の手紙を頂いた。  有料化することによって、親が子どもの異常を見つけた時、すぐ医師にまかせてしまうのではなく、まず自分でその状況を見て判断し、解決する努力をするようになるからと書かれていた。  治療が遅れてしまう危険性はあるとしても、親の子育てに対する責任という観点から、理解できる考え方であると思う。  子育ては、次代を担う者を育てることであり、社会の重要な責務といえる。それゆえに、母親だけが子育てするのではなく、父親にも行政にも責任がある。親と社会が一体となって子育てに取り組む袋井市になるよう努力していきたいと思う。 季節の健康レシピ 『毎月19日は、 食育の日』 炊飯器に材料を入れて炊くだけ レンコンの炊き込みご飯 ●材料(4人分) レンコン 100g ニンジン 30g 豚バラ肉 100g (しょう油  小さじ2) 昆布 20p×4p 米 2合 だし汁 420ml A しょう油 大さじ1と1/3 酒 大さじ1と1/3 塩 少々 ●作り方 @米はといでザルに上げ、30分置く。レンコンは皮をむき、1p角に切り、ざっと水ですすいで水気を切る。ニンジンは皮をむき、1p角に切る。 A昆布は水で軽く湿らせ、長さ7p・幅2pに切って結び昆布にする。豚肉は1p角に切り、しょう油(小さじ2)をまぶす。 B炊飯器に米を入れて2合の目盛りまでだし汁を加え、Aを入れてひと混ぜし、レンコン・ニンジン・昆布・豚バラ肉を加えて、普通に炊く。 ●栄養価(1人分) エネルギー263kcal/たんぱく質7.5g/脂質10.4g/カルシウム26mg/ 鉄0.7mg/ ビタミンC13mg/食物繊維1.3g/塩分2.9g ●薬膳まめ知識 レンコンは胃の働きを助け、豚バラ肉の脂分は肌にうるおいを与えます。 表紙のことば  10月14日、市中央子育て支援センター「カンガルーのぽっけ」で、「袋井市長と子育てママとのCafetalk」が行われました。  喫茶を楽しみながら、市長と参加者が率直に意見を交換することで、今後の市政に活かそうと開催されたもので、今回は15人の子育てママが参加。子育てに関することをはじめ、医療や環境・災害対策など、市政に対する様々な意見が寄せられ、市長との対話を行いました。 ■市民の動き(平成23年10月1日現在)  人口/87,080人(前月比+60人) 世帯数/31,069世帯(前月比+1) 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。