111201HTML目次 「塩尻市の給食 キムタクごはんおいしいよ」 姉妹都市交流1周年「姉妹都市学校給食の日」 浅羽東小学校 01(589KB) 02-03(819KB) 04-05(709KB) 06-07(539KB) 08-09(1619KB) 10-11(1294KB) 12(453KB) P02-03 市民と行政のパートナーシップによる地震・災害対策E 「集中豪雨被害ゼロ」を目指して 河川防災情報周知戦略 近年、全国的に増えているゲリラ豪雨。 今回は、「集中豪雨被害ゼロ」を目指し、 市が進めている「河川防災情報周知戦略」と「河川等整備計画」を紹介します。 問 防災課防災係 TEL44_3108 市民協働課協働推進室 TEL44_3158 建設課河川係 TEL44_3166 浸水被害を早期に軽減! 「水害に強いまちづくり」を目指して  袋井市では、昭和49年の七夕豪雨災害をはじめ、平成10年・16年には、集中豪雨による浸水被害が発生するなど「水害に強いまちづくり」が、喫緊の課題となっています。  このような浸水被害を早期に軽減し、今後の被害を未然に防止するため、河川や水路の整備を着実に進めるとともに、想定を超える規模の豪雨が発生した場合でも、被害を最小限に抑えるため、防災情報の適切な提供などによる地域防災力の向上に向けた支援が必要です。  このため、市では「集中豪雨被害ゼロ」を目指し「河川防災情報周知戦略」を進めています。 「河川防災情報周知戦略」とは  近年、全国各地で、異常気象がもたらすゲリラ豪雨が頻発し、人命に関わる大きな被害につながってしまうケースが多くなっています。  大災害につながる主な理由は、これまでに発生した豪雨被害の事例から、次の3つができていないこととして、挙げられています。 @避難情報を適切なタイミングで、対象地域に発令すること A住民への迅速かつ確実な情報伝達をすること B避難情報伝達後の住民の避難  本来、水害は、突発的に起こる地震とは異なり、普段からの備えと緊急時に、正確な情報の入手と判断ができれば、被害を軽減することができるはずです。  そこで、市では「河川防災情報周知戦略」として、水害情報支援システムの整備を進めており、避難勧告などの情報を迅速かつ的確に伝達するための手段として、11月から、水位計(4箇所)と、県内初となる浸水センサー(3箇所)を設置し、運用を開始しました。 袋井市河川防災情報周知戦略プラン 市が実施する戦略 平常時 _避難勧告等の判断・伝達マニュアルの作成  水害編と土砂災害編を作成 _洪水ハザードマップの作成・配布  浸水実績・浸水想定区域・避難所等の表示 緊急時 _水害情報支援システムの整備 ・水位計(4箇所)の整備 ・浸水センサー(3箇所)の整備 ・雨量情報の提供 市民の動き ・水害に対する安全性 ・浸水時の安全の確保策 ・地域コミュニティの役割 正しい判断 ・状況安全度の判断 ・避難の判断 適切な行動 ・自助に対する行動 ・共助に対する行動 人的被害の 最小化 物的被害の 最小化 地域との協働により実施する戦略 平常時 ●水害版図上訓練の実施(11自治会で実施(平成22年度))  ●手作りハザードマップの作成(3流域で作成(平成22年度) 緊急時 ●地域での声掛け、災害時要援護者への対応など 正しい理解 リアルタイムで水位情報を提供 水位計・浸水センサーを整備 1水位計の整備  市が管理する4つの河川へ水位計(各1台)を設置しました。  テレメータ化(遠隔測定)により、市役所に水位情報がリアルタイムで送られるため、水位の状況を迅速かつ的確に判断し、市民の皆さんへ避難勧告などの情報を伝達します。 2浸水センサーの整備  過去に洪水で家屋浸水が発生した地域を対象に、浸水センサーを設置しました。  大雨の時など、住宅地にある一定の浸水が発生した場合、サイレンやランプなどで、いち早く皆さんに避難情報などを伝達することができます。  過去の災害では、夜間のため行政も住民も浸水の開始に気付かず、被害が拡大した事例がありましたが、こうした状況でも大きな効果が期待できます。 浸水センサーとは? ◇警報サイレンは、次の2段階で鳴ります。 ◇基本的には、第1報・第2報ともに、5分間程度、連続音でお知らせします。 ▽第1警報(第1段階)…周辺最低道路高から10p以上になった場合に、サイレンが鳴ります。床下浸水被害や車両被害を想定し、避難準備や車両の安全な場所への待避に努めてください。 ▽第2警報(第2段階)…周辺最低道路高から30p以上になった場合に、サイレンが鳴ります。床上浸水被害や河川の氾濫を想定し、指定避難所、高台などへ避難してください。 水位計の設置場所一覧 河川名 設置場所 大谷川 袋井市村松 (大谷川と沖之川の合流部) 秋田川 袋井市小川町 (小川町郵便局西約50m) 松橋川 袋井市新池 (新松橋下流2本目の橋上流部) 東部川 袋井市浅羽 (上川地橋北側付近) 浸水センサーの設置場所一覧 河川名 設置場所 大谷川 袋井市村松 (袋井東幼稚園北側付近) 秋田川 袋井市小川町 (小川町郵便局西約50m) 松橋川 袋井市川井 (鈴与樺遠支店袋井物流センター北側付近) 袋井市河川等整備計画(河川等整備計画10箇年計画)を策定しました ◇市では、近年発生した浸水被害を早期に軽減し、今後の被害発生を未然に防止するため、河川整備の方針と具体的な整備内容を示す本計画を策定しました。 計画 期間 平成23年度〜平成32年度の10年間 概要 市内13か所の河川・水路と17か所の遊水池や雨水貯留施設を整備することで、平成16年11月の洪水(最大時間雨量76mm、総雨量264mm)と同規模の豪雨が発生した場合に、床上浸水被害の解消を目指します。 @平成10年9月洪水や平成16年11月洪水など、近年、浸水被害が発生した秋田川・沖之川・蟹田川・弁財天川流域を中心に被害軽減を図ります。 A袋井市総合計画などに位置付けた「まちづくり」を支援する治水対策を推進します。 ◇内容は、市役所2階情報公開コーナーまたは、市ホームページでもご覧になれます。 主な整備箇所(右図参照) @中沢川(大谷地内) A大谷川(村松地内) B鷲巣川(鷲巣地内) C松橋川(木原・新池地内) D秋田川(高尾地内) E高尾第1排水路(高尾地内) F東部排水路(諸井・浅羽地内) G久野城址南遊水池(鷲巣地内) H田端東調整池(高尾地内) I諸井里山遊水池(諸井地内)