P24 原田市長の散歩道 「地域と共に20年 静岡理工科大学への期待」  市内の豊沢地区に静岡理工科大学があることは、大半の市民が知っていると思う。  人口10万人未満の都市で、理工系の大学があるのは全国的にも珍しく、学生約1,500人、教職員67人のこの大学は、「地域と共に」を合言葉に、袋井市と様々なかかわりを持ち、多くの貢献もしていただいている。  毎年9月に開講される「市民体験入学」はその一つで、私も一日学長を務める。物事の奥底までしっかり知っている先生たちの講義は、余計な枝をそぎ落して、神髄のみを教えてくれるので理解しやすく好評で、毎年多くの市民が詰め掛ける。  地元の産業界と一緒になって、産・学・官の連携も行っている。農業と工業を結びつける「農工連携事業」など、いくつかのテーマについて、共同で研究開発が行われている。それと共に、市内の中小企業の皆さんが、技術的な課題について大学へ相談しやすい環境を作ることも目指している。  秋には、大学祭が「ものづくりフェスタin ふくろい」と共同で、大学のキャンパス内で開催される。当日は、学生たちが日ごろの研究成果を教室の内外で披露し、企業は体育館などで自社の技術や製品の展示・説明を行う。学生に加えて、市民や企業の関係者も集うので、食べ物や飲み物の模擬店もにぎわいを見せる。  目下の新しい取り組みとしては、市民の関心が高い放射線について、大学の力を借りられるようにお願いしている。  袋井の農作物と土壌の継続的な調査や測定の実施、放射線について正しい知識を持った人材の養成、小・中学校や高校の教員へのレクチャーや市民を対象としたセミナーの開催などが、その内容となる。  幸い、静岡理工科大学には、放射線材料研究室が開学当初からあり、チェルノブイリの原子力発電所事故で、食品汚染検査を経験した教員も在籍中と聞いている。  地域に根付いた信頼できる大学が、今後の日本と市民の安全・安心のため、その専門性を発揮して、これまで以上に貢献してくれることを強く願っている。 季節の健康レシピ 『毎月19日は、 食育の日』 良くかき混ぜて練るのがポイント! ココア餅 ●材料(4人分) 片栗粉  1/3カップ 砂糖 1/3カップ 牛乳  1カップ 純ココア  大さじ1 純ココア(飾り用)  適宜1 ●作り方 @なべに純ココアを入れ、少量の牛乳で良く溶かす。 A@に残りの牛乳、片栗粉、砂糖を入れて、しっかり混ぜ合わせる。 B中火でかき混ぜ、少し固まってきたら弱火にして、良く練る。 C水にぬらしたバットに流して冷ます。 D冷めたら、切り分け、純ココア(飾り用)をまぶす。 ●栄養価(1人分) エネルギー153kcal/たんぱく質2.0g/脂質2.4g/カルシウム60mg/ 鉄0.4mg/ビタミンC1mg/食物繊維0.5g/塩分0.1g ●薬膳まめ知識 ココアの原料「カカオ」は、体をあたため、血のめぐりを良くする働きがあります。 表紙のことば  1月15日、「袋井市駅伝大会」が開催され、市内外から過去最多の120チームが参加しました。  開会式では、笠原スポーツ少年団主将の稲葉泰誠くんが「ベストを尽くし、力の限り、走り抜くことを誓います」と選手宣誓。選手の皆さんは、浅羽支所前をスタートに、浅羽球技場までの7区間(全長16・3q)、沿道からの声援を受けながら、チームのたすきをつないで、冬の浅羽路を駆け抜けました。 ■市民の動き(平成24年1月1日現在)  人口/87,055人(前月比−74人) 世帯数/31,079世帯(前月比−25) 袋井市の木・花・鳥のイメージデザイン 市の木:キンモクセイ 市の花:コスモス 市の鳥:フクロウ 市の木・花・鳥それぞれの特徴を見やすくシンプルに表現し、「FUKUROI」の「F」を図案化しました。