景観重要建造物を指定しました

更新日:2021年05月31日

景観重要建造物とは・・・

景観重要建造物は、地域の景観上重要な建造物を景観行政団体の長が指定し、地域の個性ある景観づくりの核として、その維持、保全及び継承を図るものです。

地域の歴史・文化を感じさせる景観の形成を目指し、袋井市景観計画に定める指針に基づき、景観アドバイザー会議で選定された建造物を景観重要建造物に指定します。

景観重要建造物指定の指針

道路その他の公共の場所から公衆によって容易に望見されるもので、次に示す項目のいずれかに該当する建造物については、所有者・管理者の意見を聴いた上で、「景観重要建造物」として指定する。

ア 優れたデザインを有しており、地域のランドマークとなっている建造物
イ 地域の歴史や文化を感じさせる、または創出することができる建造物
ウ 街角や景観上のポイント等、地域の景観形成に取り組む上で重要な位置にある建造物

「旧中村洋裁学院」を景観重要建造物に指定しました。

指定日

平成29年12月14日(指定第1号)

中村洋裁学院
プレート

袋井市景観重要建造物指定通知書伝達式

平成29年12月14日(木曜日)に、市役所にて、「袋井市景観重要建造物の指定通知書伝達式」を行いました。
伝達式には、旧中村洋裁学院の所有者である中村眞さんと妻の洋子さん、管理団体代表の倉田布美江さんが出席し、原田英之市長より指定通知書が手渡されました。

また、併せて、平成29年5月に登録された「国登録有形文化財」について、登録証とプレートが原田市長より手渡されました。

伝達式
授与式

中村眞さんのコメント

「身に余る光栄。これからも交流の場として活用を図っていきたいと思います。」

旧中村洋裁学院について

旧中村洋裁学院は、浜松で洋裁の教師をしていた中村ゆき氏(1909~2010)が昭和25年(1950)に自宅の敷地内へ校舎を建設し開校したのが始まりです。 私立各種学校として多くの生徒を受け入れるため、昭和28年(1953)には校舎の増築が行われ、女学生がミシンを並べ技術を磨きました。ピーク時には150人が学び、女性の社会参加に貢献していましたが、平成5年(1993)に閉校となりました。 その後、市民団体の保存活動によって平成22年(2010)に「どまんなかセンター」として復活し、音楽教室や交流施設として多くの市民に利用されてきました。 平成29年3月には独自の視点で建造物の保存活動が行われていたことを評価され、「国際なかなか遺産委員会」から、「なかなか遺産 第4号」に承認され、平成29年5月には、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、国登録有形文化財登録台帳に登録されました。 原野谷川沿いに建つ、木造2階、切妻造桟瓦葺、下見板張の建物で、軒端のフィニアルに校章を表すなど、戦後復興期の各種学校校舎の特徴を残しています。

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

都市計画課まちづくり政策室

〒437-8666
静岡県袋井市新屋1-1-1
電話:0538-44-3194
ファクス:0538-44-3145
メールアドレス:toshikei@city.fukuroi.shizuoka.jp

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