マダニに咬まれないように注意しましょう
「重症熱性血小板減少症候群」はどんな病気?
平成23年に初めて特定された新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することによって、引き起こされる病気です。
マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に発熱と消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現します。
時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。
重症化すると死亡することもあります。
「日本紅斑熱」はどんな病気?
日本紅斑熱リケッチアという病原体を保有するマダニに刺されることで感染し、県内でも患者が発生しています。人から人へ感染して広がるものではありません。
マダニに刺されてから2~8日頃から高熱、頭痛、全身倦怠感などを伴って発症します。
高熱とほぼ同時に紅色の斑丘疹が手足など末梢部から求心性に多発します。
重症化すると死亡することもあります。
どのように感染するの?
多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します。
インフルエンザのように容易に人から人へ感染して広がるものではないとされています。
予防方法は?
マダニに咬まれないようにしましょう。
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特にマダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です。
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草むらや藪などのマダニが多く生息する場所に入る場合は、耳を覆う帽子、首に巻くタオル、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしましょう。
屋外活動後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう。
- マダニ用に市販されている忌避剤はありますが、マダニの付着を完全に防ぐことはできませんので、他の防護手段と組み合わせて対策をとりましょう。
- 屋外で活動した後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう。
- マダニに咬まれた後に発熱等の症状が現れたら、早めに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを伝えましょう。
ペットに付着して、マダニが家の中に入ってくることもあります。
- 飼育している犬や猫にもダニ駆除剤を使用しましょう。
- 飼育している動物の健康状態の変化にも注意し、動物が体調不良の際には、咬まれたりなめられたりしないようにして、動物病院を受診して下さい。
野生動物との接触にも注意しましょう。
- 野生動物にマダニが付着していることもあります。野生動物との接触や動物の死体等に接触することは控えましょう。
- 動物に触ったら必ず手を洗いましょう。
重症熱性血小板減少症候群に関する情報
日本紅斑熱に関する情報
この記事に関するお問い合わせ先
保健予防課保健予防係
〒437-0061
静岡県袋井市久能2515-1
はーとふるプラザ袋井(市総合健康センター)
電話:0538-42-7410
メールアドレス:yobou@city.fukuroi.shizuoka.jp
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更新日:2024年05月29日