袋井市中小企業及び小規模企業振興基本条例について
条例制定の背景・経緯
本市の事業所の9割以上を占める中小企業・小規模企業は、市の経済を索引し、地域の雇用を支える地域社会における重要な存在です。
しかしながら、近年の急速な少子高齢化と人口減少、労働力や後継者不足が進行し、さらには、デジタル技術の進展や脱炭素化などにより、社会や経済情勢は大きな転換期を迎えており、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような中、地域経済の発展及び雇用の場の創出を図り、市民生活の向上に繋げていくためには、がんばっている中小企業・小規模企業を地域全体で応援していく必要があり、その振興に向けた施策を総合的に実施するため、この条例が制定されました。
本市では、この条例を基本に中小企業・小規模企業の振興を推進していきます。
<条例の内容>
詳細は以下のリーフレットをご参照ください。
条例の主な内容
【第1条】目的
- 中小企業・小規模企業の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進
- 地域経済の持続的な発展及び市民生活の向上に寄与
【第3条】基本理念
- 中小企業・小規模企業の創意工夫や自主的な努力による事業活動が促進されること
- 中小企業・小規模企業の活力が最大限に発揮され事業の持続的な発展が図られること
- 中小企業・小規模企業は地域社会において重要な役割を果たしていること
- 中小企業・小規模企業を中心に、市及び関係機関等が相互に連携し協力すること
【第4条】市の責務
- 基本理念に基づき関係団体と連携し、中小企業・小規模企業の振興施策を総合的かつ計画的に実施
【第5~11条】各主体の責務と役割等
- 中小企業支援団体の責務
- 中小企業・小規模企業の努力
- 金融機関等、学校及び大学等、大企業及び中堅企業、労働団体の役割
- 市民の理解と協力
施策の基本方針
- 経営基盤の強化及び経営の革新を促進すること
- 創業及び円滑な事業承継を促進すること
- 商品及びサービス並びに役務の開発や多様な販路拡大を促進すること
- 情報通信技術等の活用を促進すること
- 革新的なアイデアや独自性で新たな価値を生み出し、新たな事業の創出を促進すること
- 人材の確保及び育成を促進すること
- 多様な人材が働きやすい労働環境の促進及び労働者福祉の向上を図ること
- 次代を担う若者の職業観や勤労観の醸成を図ること
- 円滑な資金調達を促進すること
- 企業誘致及び企業立地を推進すること
- 特色ある地域資源を生かした地域内の経済循環を促進すること
- 災害時等における事業継続の支援を図ること
【第13条】財政上の措置
- 市は、中小企業・小規模企業の振興施策を実施するため、必要な財政措置を講ずるよう努める
【第14条】受注機会の増大
- 市は、工事の発注、物品及び役務の調達等に当たり、中小企業等の受注機会の増大に努める
【第15条】小規模企業の特性に応じた支援
- 市は、小規模企業がその特性に応じた持続的な発展を図るため、必要な施策を実施する
【第16条】意見の聴取
- 市は、中小企業・小規模企業の振興施策の実施に当たり、その施策を効果的に推進するため、必要に応じて中小企業等及び関係団体の意見を聴くものとする
施行期日
令和7年1月1日
この記事に関するお問い合わせ先
産業未来課産業政策係
〒437-8666
静岡県袋井市新屋1-1-1
電話:0538-44-3136
ファクス:0538-44-3179
メールアドレス:sangyou@city.fukuroi.shizuoka.jp
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更新日:2024年11月07日