ミシシッピアカミミガメ(通称:ミドリガメ)の取り扱いについて

更新日:2022年03月17日

ミシシッピアカミミガメとは

本来アメリカ合衆国中南部に生息するヌマガメ科のカメです。「ミドリガメ」として知られています。1960年代にペット輸入されたものが脱走や飼いきれなくなって放流されました。

幼体は500円玉程度ですが成長すると30センチメートル程になります。

寿命は30年ほどです。

ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメは、もともと日本にいるカメ(在来種)と餌や日光浴の場所を奪い合い、住処を奪ってしまうことや、ほかのカメの卵を食べてしまうこと、産卵する卵の数が多く、水質汚濁への耐性も強い等の特徴があり、在来種よりも増えやすい傾向があります。

また、雑食性で、植物やもともといる魚やカニ、虫などを食べてしまうことで、水辺の環境を壊してしまう恐れがあります。

飼育しているミシシッピアカミミガメを野外に放すことは、もともと住んでいる生き物に大きな影響を与えてしまいます。ペットとしても、人気のカメですが、犬や猫等と同じように、最後まで大切に飼うことが環境の保全のためにも、ペットのためにも重要です。

ミシシッピアカミミガメの取り扱い方

野外で見つけたカメが気になっても、ミシシッピアカミミガメだった場合は、次のことに注意して取り扱ってください。

1.見つけても連れて行かない。生息範囲が広がらないよう、そのままにしておいてください。

2.飼っていない場合は、餌をあげない。むやみに、増やさない。

3.飼育する場合は、最後まで飼う。

以上のことを徹底し、水辺の環境を守りましょう。

ミシシッピアカミミガメの見分け方

野外で見つけたカメがミシシッピアカミミガメかどうかを見分ける場合の参考にしてください。

 

ミシシッピアカミミガメの特徴

ミシシッピアカミミガメ(背側)

ミシシッピアカミミガメ(背側)

ミシシッピアカミミガメ(腹側)

ミシシッピアカミミガメ(腹側)

ミシシッピアカミミガメの特徴

1.顔の横に赤い模様、首、手足に黄色の筋

2.腹側の甲羅は黄色と黒の模様

※ミシシッピアカミミガメのオスは、体が黒くなることがあり、首や手足の模様が見にくい場合があります。

クサガメの特徴

クサガメ(背側)

クサガメ(背側)

クサガメ(腹側)

クサガメ(腹側)

クサガメの特徴

1.甲羅の背側に三本の盛り上がり有。

2.甲羅の腹側は黒く、継ぎ目が白い。

ニホンイシガメの特徴

ニホンイシガメ(背側)

ニホンイシガメ(背側)

ニホンイシガメ(腹側)

ニホンイシガメ(腹側)

ニホンイシガメの特徴

1.背側の甲羅の縁がギザギザしている。

2.甲羅の腹側が黒い。

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環境政策課環境企画係

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