袋井市幼児教育センターの取り組み
本市では、幼児期から中学校までの12年間を通して、自立した人間として主体的に行動する「自立力」と多様な人々と協働しながら新たな価値を創造する「社会力」を兼ね備えた子どもを育てる幼小中一貫教育を推進しています。
小学校からの義務教育9年間が、より充実した学びの場となるよう、3歳児からの就学前教育・幼小接続カリキュラムで、子どもたちに学習の土台を身に着けていきます。
こうした取り組みを、公立私立を問わず、市内の全ての園で実施することを目指し、令和2年度に幼児教育センターを設置(開設)いたしました。
また、同センターは、特別支援を必要とする児童や外国人児童への対応など、幼児教育・保育がより充実するよう課題の解消に向け取り組んでいます。
袋井市の幼児教育の現状

学習の土台をつくる 就学前教育・幼小接続カリキュラム
3つの力を段階的に育成することで、小学校からの主体的な学びにつなげます。
○ 生活習慣
自立心、道徳性・規範意識の芽生え、健康な体、社会生活との関わりなど
○ 学びに向かう力
好奇心、協同性、考えを伝える力、がんばる力など
○ 思考・表現の基礎(文字・数・思考)
思考力の芽生え、数量や図形、標識や文字などへの関心

幼児教育センターの役割と取り組み
★質の高い幼児教育・保育に向けて★
幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な役割を担っています。幼稚園・保育所・認定こども園の区分や設置主体(公・私)の違いに関わらず、すべての子どもが健やかに成長できるように、幼児期から質の高い教育・保育を提供することが求められています。
そのためには、公立私立の幼児教育施設のさらなる連携や、進学先の小学校や中学校との繋がりを強化し、子どもの教育を充実していくことが必要です。
幼児教育センターは、公立私立が共に学び合える研修や、保育現場における優れた実践、特色ある取組をもとに、すべての幼児教育・保育に関わる方と連携して子どもたちの学びと育ちを支えていきます。
《主な取り組み》
(1)「研修」の充実に努めていきます!
〇ニーズに応じた、誰もが参加しやすい研修の支援
〇公立私立が共に学び合える研修会の企画提供
〇インクルーシブ研修・保育(互いを認め合う共生社会)の推進
(2)関連機関と「連携・接続」していきます!
〇公立私立園や小中学校への訪問による幼保小接続の理解と滑らかな接続に向けた 取組の推進
〇就学に関する相談・支援
〇幼保小中職員の保育・授業参観、意見交換等による相互理解
〇こども若者家庭センターなどの各種関係機関との連携
(3)「支援」の充実に努めていきます。
〇幼児教育アドバイザーによる巡回訪問の充実
〇園のニーズに合わせた研修支援
〇現場に寄り添った職員の相談支援
〇配慮が必要な子への具体的な支援方法の提案・助言
(4)「情報」の収集・発信に努めていきます!
〇幼児教育センターだより「つむぐ」の発信
〇先進的な園の取組紹介と外部研修会への積極的な参加の促進
〇好事例や効果的な教育・保育方法の情報収集と発信
組織図

幼児教育センターだより「つむぐ」
幼稚園、保育所、認定こども園の取り組みから、子どもたちの育ちや幼児教育の大切さを紹介し、園や家庭、地域等が情報共有できるよう、随時、幼児教育センターだより「つむぐ」を発行します。
この記事に関するお問い合わせ先
教育保育課教育保育係
〒437-0013
静岡県袋井市新屋1-2-1
電話:0538-86-3330
ファクス:0538-86-3666
メールアドレス:sukoyaka@city.fukuroi.shizuoka.jp