平成29年度袋井市の子どもの学力・学習状況調査結果

更新日:2021年05月31日

平成29年度4月に実施された、袋井市の子どもの学力・学習状況調査の結果をお知らせします。

 

  • 全国学力・学習状況調査

全国一斉に文部科学省が小学校6年、中学校3年を対象とし、毎年4月中旬に国語と算数・数学、理科(3年に1回)の3教科や生活習慣等について調査を実施しています。

  • 袋井版学力・学習状況調査

平成27年度から、袋井市独自に小学校4・5年、中学校1・2年を対象とし、4月中旬に国語と算数・数学の2教科や生活習慣等について調査を実施しています。袋井版学力・学習状況調査は、希望する学校や自治体で行われるものであり、対象児童生徒数が限られます。

小学校の学力・学習状況調査結果

教科に関する調査結果

1. 全国学力・学習状況調査(小学校6年生)

 (数値は全国平均正答率を100とした指数)

教科及びA・B 各教科A・B
平均正答率
領域別の平均正答率
国語 全体 話すこと聞くこと 書くこと 読むこと 言語に関すること

A問題

主として「知識」に関して

96

97

98

101

96

B問題

主として「活用」に関して

97

97

98

97

教科及びA・B 各教科A・B
平均正答率
領域別の平均正答率
算数 全体 数と計算 量と測定 図形 数量関係

A問題

主として「知識」に関して

97 96 96 94 98

B問題

主として「活用」に関して

98 97 96 82 97

 本年度の結果では、多くの領域で全国平均を下回っています。結果を分析する中で、国語の「言語に関すること」(例えば、漢字の読み書きやことわざの使い方等)に課題があり、算数に関しては、「図形」
(例えば、角度の求め方や答えを選んだ理由の記述等)に課題があることが分かりました。各教科、領域ごとに課題を把握し、全国学力・学習状況調査をもとに、「分かった」「できた」という授業づくりや基礎基本の定着、学習習慣の改善など、今後の対応につなげていきます。

2.袋井版学力・学習状況調査(小学校4、5年生)

(数値は全国平均正答率を100とした指数)

教科 各教科平均正答率 領域別の平均正答率
国語 全体 話すこと聞くこと 書くこと 読むこと 言語に関すること
小学校4年生 99 98 90

94

103
小学校5年生 96 99 90 94 99
教科 各教科平均正答率 領域別の平均正答率
算数 全体 数と計算 量と測定 図形 数量関係
小学校4年生 98 97 98 95 90
小学校5年生 92 94 90 92 90

袋井版学力・学習状況調査の結果から、4年、5年ともに国語に関しては「書くこと」、算数に関しては、「数量関係」、5年生は「量と測定」等でも課題が見られました。

3.袋井市の全国学力・学習状況調査における平成28、29年度の袋井市の結果との比較

国語Bで下位に位置している児童の割合が増加しました。また、算数Bの下位に位置していた児童の割合も増加しています。また、グラフからは見えませんが、昨年度と比べ、無回答率が増加しました。

<正答率の階層における分布グラフ>

 (横軸:正答率、縦軸:割合)

 

  

小国語A

国語 A問題(平成29年度/平成28年度)

 

小国語B

国語 B問題(平成29年度/平成28年度)

 

小算数A

算数 A問題(平成29年度/平成28年度)

 

小算数B

 算数 B問題(平成29年度/平成28年度)

 

児童質問紙結果から見た袋井市の子どもの生活習慣や学習環境

袋井市の子どものよいところ

◎ 朝食を必ず食べるなど、基本的な生活習慣が身についています。
◎ 地域の行事に積極的に参加している児童が多いです。

もう少しがんばりたいところ

★ 平日2時間以上、テレビやビデオ・DVD等を見たり聞いたりしている児童が6割以上、テレビゲームは3割以上いて、家庭学習の時間が確保できていない傾向にあります。
★ 発表や書くことに苦手意識をもっている児童が多い傾向にあります。

 

中学校の学力・学習状況調査結果

教科に関する調査結果

1. 全国学力・学習状況調査(中学校3年生)

 (数値は全国平均正答率を100とした指数)

教科及びA・B 各教科A・B
平均正答率
領域別の平均正答率
国語 全体 話すこと
聞くこと
書くこと 読むこと 言語に関すること

A問題

主として「知識」に関して

98 98 98 97 98

B問題

主として「活用」に関して

97 96 95 100 99
教科及びA・B 各教科A・B
平均正答率
領域別の平均正答率
数学 全体 数と式 図形 関数 資料の活用

A問題

主として「知識」に関して

100 100 102 99 100

B問題

主として「活用」に関して

96 97 95 94 95

本年度の結果では、数学Aで全国平均を上回っていますが、その他の教科、領域では下回っています。結果を分析する中で、国語の「書くこと」(例えば、スピーチの内容を聞き手からの意見に基づいて直す、必要な情報を集めるための見通しをもつ等)に課題があり、数学に関しては、「関数」(例えば、表やグラフを用いて解を求める方法を説明する、aの変域に対応するbの変域を求める等)に課題があることが分かりました。 各教科・領域ごとに課題を把握し、「分かった」「できた」という授業づくりや、学習習慣の改善など、今後の対応につなげていきます。

2. 袋井版学力・学習状況調査(中学校1、2年生)

 (数値は全国平均正答率を100とした指数)

教科 各教科
平均正答率
領域別の平均正答率
国語 全体 話すこと
聞くこと
書くこと 読むこと 言語に関すること

中学校1年生

99 99 102 99 99

中学校2年生

96 94 100 99 95
教科 各教科
平均正答率
領域別の平均正答率
数学 全体 数と式 図形 関数 資料の活用

中学校1年生

101 102 101 102 99

中学校2年生

95 93 94 97 97

  袋井版学力・学習状況調査の結果から、国語に関しては1・2年生とも「言語に関すること」、2年生は「話すこと聞くこと」に課題があることが分かりました。数学に関しては、1年生は「資料の活用」、2年生は「数と式」「図形」等で課題が見られました。

3. 袋井市の全国学力・学習状況調査における平成28、29年度の袋井市の結果との比較

 国語Aでは、上位に位置していた生徒の割合が減り、国語Bは、下位に位置していた生徒の割合が少し増えました。数学は、A、Bともに平均正答率50%未満の生徒の割合が増加しています。グラフからは見えませんが、昨年度と比べ、記述式問題の無回答率が増えました。

中学国語A

国語A(平成28年度/平成29年度)

 

中学国語B

国語B(平成28年度/平成29年度)

 

中学数学A

数学A(平成28年度/平成29年度)

 

中学数学B

数学B(平成28年度/平成29年度)

 

生徒質問紙結果から見た袋井市の子どもの生活習慣や学習環境

袋井市の子どものよいところ

◎ 朝食を必ず食べる、睡眠時間など、基本的な生活習慣が身についています。
◎ 地域の行事に積極的に参加しています。

 

もう少しがんばりたいところ

★ 平日2時間以上テレビやビデオ等を見ている生徒が5割以上、テレビゲームは4割以上、携帯電話やスマートフォンの利用は3割以上いて、家庭学習の時間が確保できていない傾向にあります。
★ 学校の授業の予習や復習、読書にかける時間が少ない傾向にあります。

 

この記事に関するお問い合わせ先

学校教育課指導係

〒437-0013
静岡県袋井市新屋1-2-1
電話:0538-86-3222
メールアドレス:gakkou@city.fukuroi.shizuoka.jp
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