久努の松並木愛護会

更新日:2023年08月25日

歴史的景観を、地域ぐるみで守り、継承していくための活動を行っている団体です。

松並木の補植松の様子

松並木の補植

年表

平成24年(2012年)、東海道袋井宿400年祭に向けて袋井市東地区連合会内で討議開始。
平成25年(2013年)、県土木・袋井市・名栗北原川自治会が年7回のローテーションで松並木清掃開始。
平成27年(2015年)2月、袋井市が松並木の害虫駆除(住民70名参加、以降7年ごとに実施)
平成28年(2016年)2月、第1回東海道松並木清掃活動を実施(以降毎年2月に開催)
平成28年(2016年)12月、講演会「往還掃除出役助郷について」開催。
平成29年(2017年)2月、第2回東海道松並木清掃活動実施(住民100名参加)
平成29年(2017年)4月27日、第1回東海道松並木保存検討会会議実施
平成29年(2017年)5月24日、第2回東海道松並木保存検討会会議実施
平成29年(2017年)6月7日、東一自治会連合会、袋井市に要望書「東海道松並木保存のため、地元自治会と連携した袋井市関係部課室の協力を要望」を提出。
平成29年(2017年)6月19日、第3回東海道松並木保存活動検討会会議実施。
平成29年(2017年)7月29日、第4回東海道松並木保存活動検討会会議実施。
平成29年(2017年)9月2日、第5回東海道松並木保存活動検討会会議実施。
平成29年(2017)9月15日、東海道松並木保存に向けて住民説明会を開催(50名ほど出席)。
平成29年(2017年)12月15日、「久努の松並木愛護会」設立総会開催。
令和元年度、第12回静岡県景観賞最優秀賞受賞。
令和2年度、久努の松並木愛護会が「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」に認定される。

主な活動

松の点検

松の点検

 久努の松並木愛護会は、松並木の保存と近隣住民の環境保全を図ることを目的に、清掃、樹木管理、補植、計測、研修、講演会などの活動に取り組んでいます。
 定期的に行われる松の計測によって得られた数値はデータベース化しています。最新データを効率的、網羅的に把握することで、松の適切な管理を目指しています。
 また、県・市・愛護会の三者締結によるアダプトロードプログラム協定による役割分担に基づき、官民一体の松並木保護活動を継続しています。

久努の松並木について

 慶長9年(1604)、江戸幕府による宿駅制度が整備されるなかで、東海道沿いにも松が植えられました。
 久努の松並木は、袋井宿の東に、全長2760mにわたり植えられています。補植によって松を守り、現在は184本の松が残っています。また、松の根元には、江戸時代以来の土塁が、大きいところで約1m現存しています。
 天保14年(1843)11月に書かれた『往還並木書上帳』という史料には、北原川村(当時)の範囲内の松並木の木の本数などが記録されています。
 この史料に書かれた松並木の本数は、東海道に限らない、大小の道を合計した数字ですが、北原川村だけでも380本以上の松が植えられていて、補植用に560本の苗木が育てられていたようです。

関連資料

会の活動に関する資料などです。

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課文化財係

〒437-1102
静岡県袋井市浅名1028
電話:0538-23-9264
メールアドレス:syougai@city.fukuroi.shizuoka.jp

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