冨士浅間宮
冨士浅間宮の文化財
- 冨士浅間宮本殿(国指定重要文化財)
- 原川浅間宮鰐口(袋井市指定文化財)
- 冨士浅間宮田遊び祭(袋井市指定文化財)
冨士浅間宮本殿
富士浅間宮 本殿
国本にある冨士浅間宮は、今から約1200年前に征夷大将軍の坂上田村麻呂によって、山名の神社として建立されました。天正年間(1573~1592)には武田の兵火によって焼失しますが、天正18年(1590)に地頭の本間源三郎が再建し、寛永15年(1638)に久野城主北条氏重によって現在の場所へ移築されました。この檜皮葺きの本殿は、国の重要文化財に指定されています。平成30年(2018)に前回の修理から38年振りとなる屋根の吹き替えを行い、美しい姿になりました。
【パンフレット】冨士浅間宮 本殿 保存修理 (PDFファイル: 763.9KB)
原川浅間宮鰐口
扁平平円型をした鳴音具で、鉦鼓を二つ合わせた形状で、金鼓または金口とも呼ばれています。両面とも圏線で三区に分かち、表側の外区に刻銘を施しています。鼓面の径に比べて肩幅(2つの釣鐶の間)が広く、鼓の厚みが大きいため、重量感があります。面の中央に8枚の蓮の花弁と9個の蓮の実などで構成された文様の撞座があります。耳は山形をしている。鰐口の下部に口を開け、両脇にハート形の孔を開けています。耳は両肩に鋳出しています。鋳銅製。
岩松寺観音堂に懸けられていたもので、かつて源氏延(堀越氏延)が大永2年(1522)に東金谷(森町)の鋳物師に造らせ、遠江国分寺(磐田市)薬師堂に奉納されたものです。
原川浅間宮鰐口
田遊び
毎年1月3日には、「田遊び」という民俗行事が行われます。田打ちや田植えなどの稲作のまねごとを演じ、その年の豊作を祈願するお祭りです。冨士浅間宮の田遊びは、田植えまでの様子に重点が置かれ、田植え後を省略する点が特徴です。
youtubeやパンフレットで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
【パンフレット】冨士浅間宮 田遊び (PDFファイル: 5.8MB)
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習課文化財係
〒437-1102
静岡県袋井市浅名1028
電話:0538-23-9264
メールアドレス:syougai@city.fukuroi.shizuoka.jp
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更新日:2022年07月14日